７２【JK】 ページ22
【JK side】
JK「ヌナ・・・・？」
はっと気が付いて目を開けると、ヌナの寝顔。
俺、寝ちゃったのか。
何してんだよ、ほんと。
あんだけ一緒に寝るの嫌がっていたくせに、ちゃんと俺の隣で寝てくれているヌナ。
ヌナって、ほんと俺に甘いよね。
あの頃と変わらない、ヌナの可愛い寝顔。
その唇にキスしそうになるのを、自分の中の全ての理性をかき集めて止める。
・・・・ちょっとくらい、いいかな？
もう、前にしちゃったしさ？
ヌナも、あの時嫌がってなかったし・・・。
ってことは、俺とのキス、嫌じゃないってことだよね？
いいよね？
１回だけ・・・。
ごくりと唾を飲み込む。
ゆっくり顔を近づけ、唇に触れるだけのキスを落とす。
・・・・ダメだ。
1回だけで我慢できるわけが無かった。
俺はヌナを抱き寄せ、もう一度キスをする。
少し甘噛みをしてその甘さを味わえば、ヌナの吐息が漏れる。
・・・・・・あ、本格的にやばい。
なんで寝てるのに、この人、こんなに色気あんの？
俺は少しだけヌナから距離をとる。
静まりたまえ、静まりたまえ、静まりたまえ・・・・。
『ぐ、く・・・・・』
ふにゃりと笑って俺の名前を呼ぶヌナ。
ヌナの馬鹿。
地獄だよ、俺。
時計を見れば、６時をさしている。
そろそろ起きて戻らないと。
ヌナを起こそうか悩んでいると、突然ヌナのスマホが震えだす。
ちょ、ヌナが起きるじゃん！！！
アラームかと思って、止めようとスマホをタップして気付く。
アラームではなくて、着信だった。
“JN「A？起きた？」”
・・・・・ジニヒョンだ。
どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・・・。
ヌナはスヤスヤ眠っているし。
ヒョンはきっと、俺がここに来ていること知らないし。
スマホを持ったまま固まっていると、向こうから笑い声が聞こえてくる。
“JN「ジョングクだろ？」”
ドキリ・・・・。
何でバレてんの。
JK「・・・・・おはようございます。」
“JN「Aのスマホに出るなんて良い度胸だね。」”
ヒョンは今どんな顔をしているだろうか。
怒ってる？
声のトーンからは何も感じ取れない。
でも、そりゃあ怒るよね。
自分の彼女の所へ泊っちゃってるわけなんだから。
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ガンちゅう(プロフ) - 更新が楽しみすぎます！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: cacb4f2dd6 (このIDを非表示/違反報告)
1003 Nina(プロフ) - 更新が待ちきれません！仕事が手につきません！今後の展開が楽しみすぎて何度も最初から読んでしまいます!!! (2020年6月10日 21時) (レス) id: 6627f3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よる(プロフ) - 展開面白すぎ！！！！！！これからも応援してます！！！！！ (2020年6月10日 16時) (レス) id: b117263756 (このIDを非表示/違反報告)
baepehi(プロフ) - 天才ですか、、、、更新楽しみにしています！！！ (2020年6月10日 13時) (レス) id: 2475336dba (このIDを非表示/違反報告)
はしメイ(プロフ) - あぁそうだった。誘われて入ったんだった。。。そうじゃん(ノД`)失念してました (2020年6月10日 11時) (レス) id: 3deb5fbbfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年6月6日 21時
