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私は男の人の手を振り払おうとするが、グッと力を入れられる。
「ん？逃がさねぇよ。」
不敵な笑みを浮かべる男性に、背筋がゾクリとする。
さっき、ちゃんと断って逃げていたら。
こんな、人も通らない公園に来てしまう前に逃げていれば。
そんな“たら”“れば”なんて考えても今更遅い。
ちゃんと、ソクジンさんの注意を聞いておくべきだった。
電柱に背中を押し付けられ、着ているブラウスのボタンを一気に引きちぎられる。
中に来ているキャミソールの裾に手を伸ばしたところで、思い切りその男のお腹を蹴る。
男がひるんだうちに、思い切り走り出す。
「くそっ、待ちやがれっ」
・・・・・と言われて、待つものか！！！
男は凄い剣幕で追ってくる。
私の足では到底逃げられるわけがない。
公園の女子トイレに逃げ込み、中から鍵をかける。
「早く出て来いよっ。」
外からドンドンと扉を叩く音が鳴り響く。
この扉が壊されたら・・・？
私は、もう、逃げる術がない。
震える手でスマホを取り出す。
ナムジュニオッパ・・・・は、今海外。
ジョングクはミーティングに行ってるからきっとスマホに気付かない。
テヒョンイオッパも仕事中。
・・・・・・・消去法なのかもしれない。
でも、この人にしかもう、頼れなくて。
電話をかける。
何コールか待って、あの、優しい声が聞こえてきた。
JN「Aちゃん？」
『そ、くじんさんっ！！』
男に聞こえないように小さな声で話す。
声は恐怖から震えてしまう。
JN「っ・・・・今どこっ！？どうしたのっ！？」
『なんか、男の人に、追いかけられて・・・・。
ソクジンさん、助けて・・・。』
JN「どこにいるの？すぐ行くから！」
『あの公園にいます。今、女子トイレに隠れてて。』
JN「もう少しだけ待ってて。すぐに行くから！僕が助けるから！」
電話の向こうから、ユンギさんにちょっと出てくるとだけ話して、店を飛び出したであろう音が聞こえてくる。
繋がっている電話が、私に勇気をくれる。
大丈夫だよって。
消去法なんかじゃない。
一番最初に浮かんだのは、ナムジュニオッパでもジョングクでもテヒョンイオッパでもなくて、ソクジンさんだった。
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ian(プロフ) - ページ21、テヒョンオッパ！今日は私とジョングクが出しますよ！ TH「それはダメー。年上としてのプライドが許さない。 っていうかさ！シウォンちゃん、いつになったオッパって呼んでくれるの？ ←呼んでますよね？どういう意味ですか？ (2021年7月17日 11時) (
レス) id: 7b814177b4 (このIDを非表示/違反報告)
ここまる(プロフ) - 素敵な作品すぎて読んでいて幸せな気持ちになりました（；＿；）他の作品も全部面白くて本当にすごいなっておもいます！素敵な作品を読ませてもらってありがとうございます。 (2020年5月30日 8時) (レス) id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
ちむに(プロフ) - 癒しどころじゃないです！！もう読んでるだけで幸せです！！ゆっくりでいいので更新待ってます( 〃▽〃) (2020年5月13日 0時) (レス) id: 4853309bf0 (このIDを非表示/違反報告)
kemio最&高 - え？何？… もうこれ最高じゃん〜！幸〜！私、まゆうさんの作品全部好きで、見てるんですけど、これも最高ヤン！って思いながら見てますw、これからも応援してます！ (2020年5月12日 23時) (レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ちむにさん» コメントありがとうございます！少しでも癒しになれたならば嬉しいです！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年5月6日 22時
