１１０【TH】 ページ10
TH「俺の、そういう部分も、全部ひっくるめて、好きだって。」
JM「・・・そうだね。Aちゃんらしいよ。」
YG「お前ら。いつまで話してる？
配達遅れるぞ。」
店の奥からユンギヒョンが出てくる。
時計を見れば、いつもならAの所へついている時間。
TH「やっべ。」
慌ててお店をとび出て、車に乗る。
結局、ジミンは何が言いたかったのかな。
結婚式場につくと、かなり怖い顔をしたジョングクが立っていた。
いや、あれ、結婚式場で働く人の顔じゃないでしょ。
TH「遅くなってごめん。」
慌てて車から降りて、花を下ろす。
ジョングクは黙ったまま。
そんなに怒る？？？
いつもより、10分遅くなっただけだよ。
配達時間には間に合ってるし。
TH「・・・あれ。Aは？」
そう問いかけると、ジョングクの眉がピクっと動く。
JK「・・・てっきり、テヒョンさん・・・テヒョンイヒョンなら、知ってると思ってました。
ヌナに何があったか。」
ジョングクの深刻そうな顔に、胸が苦しくなってくる。
だって、ジョングクがこんな顔するの、Aに何かあった時でしょ？
TH「・・・どういうこと？」
JK「ヌナ。仕事をしばらく休ませてくださいって電話があったみたいで。
さっきから電話してもメッセージ送っても連絡つかないし。
あのヌナ、今度こそGPSつけてやる。」
TH「えー、それは重いよ、ジョングク。」
JK「もう、嫌なんですよ。
ヌナがいなくなっちゃうの。
あの時みたいに、ヌナを心配して、生きた心地のしない毎日を送るのは、もう、嫌なんです。」
TH「あの時・・・？」
ジョングクは大きくため息をつく。
JK「あの時みたいに、ヌナが誘拐されるのとか、嫌なんですよ。」
TH「誘拐・・・？」
A、言ってた。
事件に巻き込まれて記憶を失ってるって。
それって、誘拐だったの？
朝のAとの話を思い出す。
あの時の話を聞きたがった、A。
俺の話を聞いた後のA。
TH「・・・・え。まさか、」
JK「ジミニヒョンから聞きました。
あの時のこと。
テヒョンイヒョンたちが助けたのって、ヌナでしょ？
俺にヌナを渡したの、テヒョンイヒョンでしょ？」
あの時の子が、A？
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あがしおん(プロフ) - 読みながら何度もうるうるして……。と思ったらかのお話の高校教師さんが出てきてびっくり！いろいろ接点が見え隠れするお話で、あっという間に読了してしまいました！素敵なお話でした！最後の最後まで楽しめました。 (2020年8月8日 23時) (
レス) id: 7e5b19fe00 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - まゆうさんの小説が面白すぎて、最近の楽しみなっています。バンタンをきっかけにここにたどり着きましたが、バンタン抜きでも素敵なお話です。 (2020年7月2日 1時) (レス) id: daa490c22a (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く面白かったです!!出来れば小話的な感じで、ジミンちゃんのシスコンぶりを続編で読みたいなぁ〜と期待してみたりしてます♪♪ (2020年5月11日 3時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - よるさん» コメントありがとうございます！気付いていただけたということは、他の作品も読んでくださっているということですね！？幸せです！！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - taさん» コメントありがとうございます！そうです、ジョングク先生カップルを登場させてみました。気付いていただけて嬉しいです！ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年5月4日 22時
