１００【JK】 ページ50
【JK side】
あのヌナ、絶対分かっていない。
自分から、知らなくても良いことを知ってしまいそう。
ずっと隠してきた。
ヌナと俺は血が繋がっていないって。
それに気づいたのは、ソクジニヒョンだけだった。
“ジョングク、お前、何か隠してるだろ。”
ソクジニヒョンも、テヒョンさんと同じように、辛かったなって言ってくれた。
血は繋がっていなくても、ヌナは俺のヌナだし、俺の家族。
そこは絶対に変わらない。
案外、血が繋がっている兄弟よりも、深い絆で繋がっているかもしれない。
JK「・・・・・・血が繋がっているのが、俺とだったら良かったのに。」
ヌナに、言わなかった言葉。
“あとはよろしく。俺の妹を。”
さすがに、１０年前のことだから、すっかり忘れていた。
それこそ、運命の相手じゃんとか、思っていたけど。
これは、くっつけるべきじゃなかったのかもしれない。
昨日、ヌナを探しながらいろいろなことを思い出した。
ヌナとの思い出。
そのついでに、忘れておけばよかったことまで思い出す。
JK「どうしたものか。ね、ほんと。」
血の繋がりって何だろうね。
JM「おー、ジョングク！」
JK「・・・・・・・・・げ。」
JM「げ、って何だよ。」
こういう時に出くわしてしまう、ジミニヒョン。
この人、最初はヌナのこと嫌ってそうだったのに、最近はやたらとヌナに甘い。
心の中が、読めない人。
でも、憎めない人。
JK「ヒョン。ヒョンって、テヒョンさんとずっと一緒なんですよね？」
JM「あれ？お前、テヒョンに、ヒョンって呼べって言われてなかった？」
JK「・・・気分ですよ、そんなの。」
JM「んー、ずっと一緒・・・・と言われても、少しの間、離れていた時期もあるよ。
僕もテヒョンも、同じ時にそれぞれ養子として引き取られたし。」
JK「・・・・・じゃあ、１０歳の時なんて、知っています？」
首を傾げるジミニヒョン。
そのぷっくりして唇に、どれだけの女がおとされてきたんだろうな。
☆作者より☆
お気に入り登録、評価、コメントありがとうございます！！
本当は、１章くらいで終わるくらいの短編にしたかったのに、気付けば３・・・。
しかも、なんてこったな展開・・・・・。
もうしばらく、お付き合いください！
まゆう。
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まゆう(プロフ) - ふらさん» コメントありがとうございます！いろいろ予想しながら読んで頂けて嬉しいです！ (2020年5月6日 22時) (
レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様〜！！！！毎回、コメントに励ましていただいてます！手のひらで弄ぶ・・・なんか、かっこいいですね← (2020年5月6日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございました！私の書くキャラは、素直でない人だらけで・・・（涙）いつも読んでくださりありがとうございます！ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
ふら(プロフ) - 実のお兄ちゃん…整った顔…えっこれテヒョンくんだったらどうしよう！まさかのジンくん…？とかワクワクしてたので、更新されて答えが出た時『きゃーーー！！』って叫んじゃいました……＞＜ 文才とても憧れます…このお話大好きすぎて胸が苦しいです（笑） (2020年5月4日 22時) (レス) id: 980a03a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - まゆうさん！！お久しぶりです←コメントしたいのに、我慢してました笑今回も素敵です。はぁ…文才って罪ですね……まゆうさんの掌で弄ばれてます！！恋っていいですねぇ。何度も投票済みですってなるファンより。いつも更新ありがとうございますっっ！！ (2020年5月2日 15時) (レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年4月26日 23時
