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TH「・・・・・。」
ガチャンと、持っていたスプーンを落としてしまっている。
TH「あ、いや、無理しなくて良いよ。
大丈夫。」
にっこり笑って、今度はお皿を取りに行っているテヒョンくんだけど、動揺しているのか、膝をゴンっと机にぶつけている。
多分、かなり痛かったと思うんだけど、それでも平然を装って歩き続けている。
『・・・・・。ねぇ、無理してるとかじゃなくて。』
TH「朝ごはんくらいは、一緒に食べてくれる？
嫌じゃない？大丈夫？」
『だから、』
TH「あ、先にお風呂に入った方が良いね！お風呂はね、」
『もうっ、いい加減、話を聞け！！！！』
私と目を合わそうとしないテヒョンくんの頬を両手で挟んで、私の方へ無理やり向ける。
驚いて、目を見開くテヒョンくん。
その瞳からは、ボロボロと涙が溢れ出す。
TH「あぁ、もう。
大丈夫になったところを、Aちゃんに見せようと思って頑張ってたのに。」
顔を歪めて泣きじゃくるテヒョンくんを、じーっと見つめる。
『テヒョンくん。
私、テヒョンくんを嫌いだから、会わないようにしたんじゃないよ。
むしろ・・・・テヒョンくんが大切だから、離れたの。
私には、ソクジニオッパ・・・・ソクジンさんがいたから。
もう、会わない方が、いいなって思ったの。
ごめんね。ちゃんと、理由を伝えるべきだった。』
TH「俺のこと、嫌いじゃない？」
『嫌いじゃないよ。むしろ・・・・・・。』
そこで、口を閉じる。
私は何を言おうとしているのだろうか。
１か月間。
ずっと胸の中にあった曖昧な気持ち。
それでも、１か月前よりはかなり形になってきたテヒョンくんへの気持ち。
でも、まだ曖昧なままで伝えてしまって、テヒョンくんを困らせないだろうか。
テヒョンくんが私のことを好きだとは限らないし。
もう、自分の勝手でテヒョンくんを傷つけるわけにはいかない。
困っている私を見て、にっこりと嬉しそうに笑うテヒョンくん。
TH「嫌いじゃないなら、良かった。本当に、良かった・・・・。
俺、ずっと、Aちゃんに会いたかった。」
『・・・・私も、テヒョンくんに会いたかったよ。
まさか、こういう形で再会するとは思っていなかったけど。』
未だに、昨日のことは思い出せない。
テヒョンくんは、自分の頬を挟んでいる私の手を掴んでおろした。
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まゆう(プロフ) - ふらさん» コメントありがとうございます！いろいろ予想しながら読んで頂けて嬉しいです！ (2020年5月6日 22時) (
レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様〜！！！！毎回、コメントに励ましていただいてます！手のひらで弄ぶ・・・なんか、かっこいいですね← (2020年5月6日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございました！私の書くキャラは、素直でない人だらけで・・・（涙）いつも読んでくださりありがとうございます！ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
ふら(プロフ) - 実のお兄ちゃん…整った顔…えっこれテヒョンくんだったらどうしよう！まさかのジンくん…？とかワクワクしてたので、更新されて答えが出た時『きゃーーー！！』って叫んじゃいました……＞＜ 文才とても憧れます…このお話大好きすぎて胸が苦しいです（笑） (2020年5月4日 22時) (レス) id: 980a03a8d9 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - まゆうさん！！お久しぶりです←コメントしたいのに、我慢してました笑今回も素敵です。はぁ…文才って罪ですね……まゆうさんの掌で弄ばれてます！！恋っていいですねぇ。何度も投票済みですってなるファンより。いつも更新ありがとうございますっっ！！ (2020年5月2日 15時) (レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年4月26日 23時
