ジョングク先生、大好きです。続【JK】

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翌朝、少し痛む腰を摩りながら、お弁当を作る。




JK「A、おはよう。」


起きてきて、後ろから抱きしめてくるオッパ。


『おはようございます。』


JK「腰、痛い？」


『ちょっとだけ。』


JK「昨日は、かなり無理させてごめんね。」





申し訳なさそうに眉尻を下げて謝るオッパに、朝から心臓を持っていかれそうになる。


オッパの為なら、こんな痛み、何ともないです。


お弁当に、オッパの好きなもの入れてあげよう。






『そう言えば、今日、会社の歓迎会があります。』


JK「あぁ、Aたちの新しいリーダーの？」


『そうです。』


JK「ふーん。どこであるの？」


『会社の近くの居酒屋。』


JK「・・・・僕、迎えに行く？」





会社の飲み会があると、必ず迎えに来てくれるオッパ。


私の為というより、変な男がいないか心配らしい。


心配しなくても、大丈夫なのに。
でも、そんなオッパの言葉に毎回甘えてしまう。




『迎えに来てください。』


JK「分かった。行く。
終わりそうになったら連絡ちょうだい。」


『分かりました。
疲れていたら、大丈夫ですよ？』


JK「・・・・分かってるくせに。
僕が行きたいからいいんだよ。
あんまり飲みすぎたらダメだよ？
Aは酔うと、更に可愛くなるから。」



心配性なオッパ。





けれども、会社にはそれに匹敵する・・・いや、むしろそれ以上の過保護な幼馴染みがいるから大丈夫だ。


私のお酒の管理だってしてくれる。


私が酔わない程度のお酒だけにして、あとはノンアルコールにしてくれるし、上司にお酒を勧められた時には、代わりに飲んでくれる。





『大丈夫ですよ。』


JK「ん。楽しんできてね。
僕とも、今度お酒飲もうね。」



『そうですね。飲みたいですね。』




オッパは私の作ったお弁当を手に持ち、行ってきますのキスなんて甘ったるいものをして、家を出て行く。


その甘ったるさに、しばらく玄関で立ち尽くしてしまう。





私の旦那さんは、なんてかっこいいのでしょう。





いつも迎えに来てくれるオッパ。


会社の人たちに自慢したくなる。


私の旦那さんはこんなにイケメンで素敵なんだぞって。


私も、オッパに見合うくらい女性でいなければ。





時計を見れば、家を出なければいけない時間。


やばい。ジミンとの待ち合わせに遅れる。


急いで準備をして家を飛び出す。









急ぎすぎてスマホを家に忘れたことに気付いたのは、会社に着いた時だった。

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