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泣きじゃくって言葉を発せない私に、電話越しにオロオロするテヒョン。
TH「A。大丈夫。だって、ジミンだよ?
僕たちの知っているジミンを信じよう?」
『でも・・・・でも、もう、私のこと嫌いになった・・・。』
TH「嫌いになるわけないよ。
だって、ジミンだから!」
どんな理由だよって思うけど、凄く説得力のある言葉だった。
テヒョンの明るい声に、少しだけ気持ちが明るくなる。
そう、ジミンだ。
ジミンだから・・・・・・今は無理でも、いつかは仲直りしたい。
また一緒に、笑いたい。
『ありがとう、テヒョン。』
TH「ううん。いつでも話を聞かせて?
Aには俺もいるからね!!!
もうすぐ文化祭だね。会えるのを楽しみにしてる。」
通話を切る。
あぁ、始業時間だ。
重い足を何とか動かしてデスクへ戻る。
ホソク先輩と目が合い、心配そうな目で私を見つめる。
なので、大丈夫ですよという意味も込めて微笑む。
ジミンはその日は帰って来ず、次の日からは、目も合わせてもらえなかった。
ジミンと仲が悪くなったことであの先輩たちからの嫌がらせは無くなった。
ジミンと行動を別にすることが増え、ホソク先輩といることが増えた。
と言っても、お昼ご飯を一緒に食べるくらいなんだけど。
ホソク先輩はジミンとのことを心配してくれ、励ましてくれる。
一方のオッパは、文化祭前ということで、帰りが毎日遅くなり、疲れて帰って来るので、ジミンとのことは話せていない。
休みの日にでも話してみよう。
そう思っていた。
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emi(プロフ) - 初めまして。凄く胸が苦しくなりキュンとするお話で、沢山泣きました。分かってもらうにはちゃんと言葉にしないといけないなと、改めて実感しました。まゆうさんの小説はどれもステキです!これからも応援しております。 (2020年6月24日 20時) (レス) id: dc90ae3a11 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 豆粒さん» 初めましてのコメントありがとうございます!!とても嬉しいです!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - むつみさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございます!今回の作品はいろんな人と喧嘩をしちゃうので・・・仲直りできますように。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様!!!!嬉しいお言葉をありがとうございます!!ストーカー嬉しいです(あら?)これからもよろしくお願いします! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月15日 18時