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JK「しょっぱい。涙の味がする。
A。今日は一緒にお風呂へ入ろうか。」
『・・・・・・・・はい?』
JK「別に、何かをするわけではないよ。
ただ、お風呂に入って、ゆっくり話をしよう。
Aの困っている話を全部僕に教えてよ。
僕にも、Aの抱えていることを一緒に抱えさせてよ。」
『それ、お風呂で話す必要ありますか?』
JK「たまにはいいでしょ?」
子どものように無邪気に笑うオッパ。
2人でご飯を食べ、2人で片づけをしてお風呂に入った。
湯舟の中で、2人で向き合う。
さすがに恥ずかしかったので、白い入浴剤を入れた。
濡れた髪をかきあげるオッパ。
どちらかと言えば可愛い顔をしてるオッパも、今は完全な男の色気が駄々洩れ。
胸がときめいて直視するのが辛い。
いや、まぁ、直視するけど。
私はオッパに最近の全てを話した。
オッパは真剣に聞いてくれた。
そして、溜息をつく。
JK「はぁ・・・・・。もっと早く言ってよ。
そんなに1人で悩んでたら、僕がいる意味がないでしょ。」
『ごめんなさい。』
JK「まぁ、まず、その3人の先輩とやらを、社会的に抹殺したいね。」
『オッパ。悪い顔しています。』
JK「Aが色目を使ってる?ジミンに?
Aには僕がいるのにね。
まぁ、僕も最初は、Aとジミンは仲がとても良いから、付き合ってるのかなと思った時もあったけど・・・。」
『え。一度も付き合ったことないですよ。』
JK「知ってるよ。Aとジミンの関係性も理解しているつもり。
まぁ、たまにヤキモチは妬くけど、Aは僕が好きだもんね?」
目を細めて嬉しそうに笑うオッパ。
まぁ、そうなのだけど、いざ、言われると恥ずかしい。
JK「ジミンとは話をすれば仲直りできるとして、その人たちは・・・・・どうしたのたものか。
僕が一緒に働いていれば、倍返しにしてやるのに。」
『高校教師が何言ってるんですか。
やり返しは良くないんでしょ?』
JK「でも、僕のAをこんなに傷つけてるんだよ?
やっぱり、社会的抹消を。」
『やめてください。』
JK「まぁ・・・・・悔しいけど、あいつはちゃんとすると思うよ。」
『あいつ?』
JK「うん。だから、そいつらへの復讐はあいつの仕事。
僕の仕事は、Aを甘やかして癒すことかな?」
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emi(プロフ) - 初めまして。凄く胸が苦しくなりキュンとするお話で、沢山泣きました。分かってもらうにはちゃんと言葉にしないといけないなと、改めて実感しました。まゆうさんの小説はどれもステキです!これからも応援しております。 (2020年6月24日 20時) (レス) id: dc90ae3a11 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 豆粒さん» 初めましてのコメントありがとうございます!!とても嬉しいです!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - むつみさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございます!今回の作品はいろんな人と喧嘩をしちゃうので・・・仲直りできますように。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様!!!!嬉しいお言葉をありがとうございます!!ストーカー嬉しいです(あら?)これからもよろしくお願いします! (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月15日 18時