ジョングク先生、大好きです。続【JK】

３１【JM】 ページ31

JM「・・・・・それって、」






そこで電車の扉は閉じた。


窓越しに手を振る先輩。








どういう意味？


僕と同じ？





やっぱり、あの先輩は読めない。







けれど、僕がするのはただ一つ。


何があっても、Aの笑顔を守る。


Aと先生の幸せを守る。





記憶を失った僕を待ち続けてくれていたA。


兄弟のようにずっと一緒にいたA。







Aを好きにならなかったのか？



・・・・・・・・もしかしたら、ほんの一瞬あったのかもしれない。





けれど、その気持ちが恋愛感情から、それ以上の家族のような好きという感情に変わったのは、すぐだった。





僕はAを笑顔にしたいというより、Aの笑顔を守りたい。



兄弟として、ずっとずっと、Aを守り続けたい。



例えこの気持ちが僕だけで、Aは僕のことをそこまで大切に思っていなくたって、僕にとってAは大切な存在。









『・・・・・・ジミン？』


JM「ん？あぁ・・・・・ごめん、何だっけ？」






僕の顔を心配そうに覗き込むA。




『大丈夫？ボーっとしているけど。』




JM「うん。大丈夫。
何の話をしていたっけ？」



『もうすぐ文化祭だね。ってことは、テヒョンに会えるね。』

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