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『いや、良くないです。
私は、』
JK「いいって言ってるでしょ！！」
少し声を荒らげるオッパ。
これのどこが、良いの？
この状況のどこが大丈夫なの？
話もできず、自分の気持ちに蓋をして。
こんなので、夫婦って言えるの？
悔しくて涙が出てくる。
JK「っ・・・・」
私の顔を見て、はっとした表情をするオッパ。
『ご飯いりません。
オッパの顔、見たくありません。』
そう言って、寝室に入って鍵をする。
このアパートに引っ越してきた時に、この部屋に鍵なんている？と思ったけど、こんな時に活躍すると思わなかった。
ジミン。
喧嘩を次の日に持ち越してしまっているよ。
最悪だ・・・。
なんで、こうもうまくいかないのだろう。
一昨日まではうまくいっていたのに。
半年間、仲の良い結婚生活を送ってきたのに。
ここまで脆い関係だとは思わなかった。
色んな感情が溢れてきて、気持ち悪くなってきた。
扉にもたれて座る。
涙もどんどん溢れ出す。
JK「A。」
ドア越しにオッパの声が聞こえる。
『何ですかっ。
今はオッパの顔を見たくありませんっ。』
JK「・・・僕が悪かった。
話をしよう。」
『今更何ですか。
何度も話を聞いてと・・・言ったじゃないですか。
オッパにとって私は、オッパがいるのに他の男の人に心揺らぐようなふしだらなオンナなのですか。
信じてもらえないんですか。
言わなかった私が悪いです。
だって、ホソク先輩のことを仕事の人としてしか見ていないし、私にとってあれは、ただの仕事でしかなかったから。
そんな分かりきったこと、オッパに伝えなくて良いと判断してしまったのです。
私には、オッパしか見えないもん。』
泣きじゃくりながら、ドア越しに訴える。
顔が見えないとなれば、言いたい放題だ。
JK「っ・・・ごめん・・・ごめん。
お願いだから、鍵を開けて。」
オッパの元気の無い声が聞こえる。
けれど、今の私にこの鍵を開ける素直さは残っていない。
本当は、今すぐにでもオッパに抱きつきたいのに。
オッパの顔を見たいのに。
『やです・・・・。今日は顔を見たくない。』
そう言えば、扉から遠ざかっていく音が聞こえる。
諦めたのだろう。
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emi(プロフ) - 初めまして。凄く胸が苦しくなりキュンとするお話で、沢山泣きました。分かってもらうにはちゃんと言葉にしないといけないなと、改めて実感しました。まゆうさんの小説はどれもステキです！これからも応援しております。 (2020年6月24日 20時) (
レス) id: dc90ae3a11 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 豆粒さん» 初めましてのコメントありがとうございます！！とても嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - むつみさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございます！今回の作品はいろんな人と喧嘩をしちゃうので・・・仲直りできますように。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様！！！！嬉しいお言葉をありがとうございます！！ストーカー嬉しいです(あら？)これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月15日 18時
