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仕事用に髪を整え、スーツを着たオッパの破壊力は素晴らしい。
不安に思っていたことなんて忘れて、普通にときめいてしまう。
『オッパ。』
JK「ん？」
『ずっと、夫婦でいましょうね。』
JK「何言ってんの。Aは僕からは離れらんないよ。っていうか、離さない。
分かり切ったこと言わないで。」
『何度だって、聞きたくなるんです。
言って欲しくなるんです。』
そう言えば、一瞬私を見つめ、唇を塞ぐ。
JK「なら、何度だって言ってあげるし、何度だって、伝えてあげる。
僕は、Aを愛してる。
僕たちは、ずっとずっと、一緒です。」
にっこり微笑んで、再びキスをする。
体の芯が痺れるくらい甘いそれは、私の中のモヤモヤをじわりじわりと溶かしていく。
何度も唇を重ねて行けば、自然とそういう雰囲気になる。
オッパの手が私の服の中に入って来たところで我に返る。
『！？あ、ご飯作ってるんでした。』
JK「え。」
『ほら、オッパ。早く着替えて！！
この手も、離してください！』
私の服の中に侵入していた手を掴み、払う。
JK「・・・はぁ。Aって、僕のこと弄ぶよね。」
『も・て・あ・そ・ぶ？
なななな何言ってるんですか！
弄んでいるのはオッパです。』
JK「何度、お預けをくらっただろうね。」
いつも、そう言いながら押し通してくるのは誰だ。
唇を尖らせて拗ねているオッパを横目に、再びキッチンの方へ体を向けると、後ろから抱きしめられる。
JK「じゃあ、夜？夜ならいい？」
何、それ。可愛い。
それでも知らん顔して、料理を進める。
JK「いいよね？いいに決まってるか。Aも、僕が好きだもんね。」
『ちょっ、何言ってるんですか。
ご飯抜きにしますよ。』
JK「いやーだ。
着替えてくるね。」
やっと、離れて着替えに行くオッパ。
ほんとに、年上だろうか。
一緒にいればいるほど、“先生”というイメージは無くなっていく。
オッパの高校の女子生徒も女性教師も、“先生”としてのオッパしか知らないけれど、この素のオッパを知っているのは私だけ。
まぁ、いっか。
オッパのご飯、山盛りについであげよう。
知らないうちにオッパに元気づけられ、あのモヤモヤは晴れた。
けれども、心の奥底では、少しだけまだ、燻っていた。
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emi(プロフ) - 初めまして。凄く胸が苦しくなりキュンとするお話で、沢山泣きました。分かってもらうにはちゃんと言葉にしないといけないなと、改めて実感しました。まゆうさんの小説はどれもステキです！これからも応援しております。 (2020年6月24日 20時) (
レス) id: dc90ae3a11 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 豆粒さん» 初めましてのコメントありがとうございます！！とても嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - むつみさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございます！今回の作品はいろんな人と喧嘩をしちゃうので・・・仲直りできますように。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様！！！！嬉しいお言葉をありがとうございます！！ストーカー嬉しいです(あら？)これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月15日 18時
