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この調子だと、普通の仕事と変わらない時間に家に帰れそうだし。
近くのお洒落なご飯屋さんの個室に入る。
ホソク先輩と向き合って座れば、とても綺麗な顔をしているのが分かる。
彼女がいないのが不思議だ。
HS「Aさんは、ご主人とどこで出会ったの？」
よく聞かれる質問。
高校の時の担任なんですぅなんて言えるわけもなく・・・
『学生時代、私のバイト先に来たのがオッパだったんです。』
毎度決まってそう答える。
まぁ、間違いではないよね。
だいぶ、端折ってるけど。
HS「へぇ。出会って長いの？」
『まぁ。５年とかくらいですかね？』
HS「結婚は、去年？」
『はい。今、半年くらいですね。』
HS「へぇ。」
美味しいご飯を食べながら話をする。
ホソク先輩と落ち着いて、自分の話をするのは初めてかもしれない。
HS「高校の教師してるんだっけ？」
『そうです。』
HS「ふーん。なら、可愛い若い女の子、見たい放題なんだね。」
・・・・・・はい？
相変わらずニコニコしているホソク先輩。
けれども、その言葉は一番私が気にしているところを突く。
高校３年生の私を好きになってくれたオッパ。
高校生だから好きになったわけではなく、私だから好きになってくれたのだと信じたいけれど、やはり、あの頃も他の生徒にモテていたオッパ。
若い可愛い女子高生や、綺麗な女性教師に気が移ってしまったらどうしようと、不安を抱えている。
けれども、オッパは何度も私に愛してると伝えてくれるし、大切にしてくれる。
だから、大丈夫。絶対にそんなことはないと自分に言い聞かせている。
HS「別に、ご主人のことを悪く言うつもりはないんだ。
でも、可愛い後輩が傷つくのは嫌だからね。」
『ありがとうございます。
でも、きっと彼は大丈夫だと思います。』
HS「でも、男なんて、分からないよ？
すぐに浮気したくなるし、若い女の子がいいってなる。
飽きやすいしね。
だから、Aさんには、傷ついて欲しくないんだ。」
ホソク先輩は真剣な表情で私を見つめてくる。
HS「愛を語るのは簡単。
口先だけなら、何とだって言えるからね。
浮気をしていたって、簡単に愛してると言える生き物だよ、男って。」
あまりに真剣な表情で話すもんだから、私の中の不安はモヤモヤとなって心の中に広がる。
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emi(プロフ) - 初めまして。凄く胸が苦しくなりキュンとするお話で、沢山泣きました。分かってもらうにはちゃんと言葉にしないといけないなと、改めて実感しました。まゆうさんの小説はどれもステキです！これからも応援しております。 (2020年6月24日 20時) (
レス) id: dc90ae3a11 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 豆粒さん» 初めましてのコメントありがとうございます！！とても嬉しいです！更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - むつみさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パンダパンダさん» コメントありがとうございます！今回の作品はいろんな人と喧嘩をしちゃうので・・・仲直りできますように。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - のぞみさん» のぞみ様！！！！嬉しいお言葉をありがとうございます！！ストーカー嬉しいです(あら？)これからもよろしくお願いします！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月15日 18時
