6 ページ8
『発表は来週のツアー最終公演の、すべて終わった後にしようと思っている。
ただ、それまでにメンバーの1人でも受け入れられない、メンバーに相応しくないと思った時には、この話は白紙に戻す。』
えー、そんな話聞いてない。
目の前には、テレビで見たことがあるような美男美女が立っている。
芸能人ってこんなにオーラがあるものなのか。
この人たちと一緒に活動するって、本当に大丈夫なのだろうか。
いや、大丈夫なはずがない。
さっき、ちょっと唇が特徴的なイケメンが言っていたように、経験が違いすぎる。
並大抵の努力でその差を埋められる訳がない。
それにこの人たちの表情。
受け入れる気ゼロじゃないか。
この状態で１週間後までに７人全員に認めてもらうって、、、、
不可能な気しかしない。
でも、私はやるしかないんだ。
受けたからにはとことん、やってやろうではないか。
ふと、一人の男性と目が合う。
整った顔はまるで王子さまのよう。
こんな完璧なイケメンって漫画以外にも存在するんだなぁ。
それが、彼に対する第一印象だった。
その男性は目が合うと、優しく微笑んだ。
この状況で私に笑いかけることができるなんて、、、
見た目だけではなく、中身まで紳士なのかも知れない。
『じゃ、そういうことで。
俺このあと用事あるから、あとは直也、よろしく。
適当に自己紹介とかして親睦を深め、今日は解散で。
今後の予定についてはマネージャーに伝えておく。』
プロデューサーはそう言い残し、部屋を出ていった。
え、唯一の味方がいなくなってしまった。
この部屋には私の敵のみ。
こんな状態でどう親睦を深めろと？
長身の単短髪ヘアの人がはぁっと溜め息をつき、その短い髪をくしゃっと掻いた。
浦「いや、よろしくって言われてもな・・・
俺も今聞かされて頭パニクってるし。」
どうやらこの人が先程プロデューサーによろしくされていた直也さんらしい。
一番年上っぽいし、この人がリーダーなのかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キョン - ちょっとアンチとか書いてほしいです (2019年5月9日 0時) (
レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
なな - しんちゃんに惚れてまうしキュンキュンしちゃいましたね (2019年5月7日 0時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 太陽さん» ありがとうございます！これから頑張ります！これからもよろしくお願いします。 (2019年5月5日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
太陽 - めっちゃ好きなストーリーです。もっとたくさんストーリーが読みたいです (2019年5月2日 5時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆう
| 作成日時：2018年2月18日 22時
