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103【TH】 ページ3

JN「はぁ。少しでもAちゃんの情報があれば。
仕事先とか聞いておけばよかったな。」


TH「仕事先・・・・・?」







・・・・・・・・・・・あ。








TH「俺、それ知ってます。」


JN「・・・・・・・・・は?」


TH「Aがストーカーの被害にあっていたとき、会社までAを守りに行きました。」


JN「お前、何でそれを早く言わない?」


TH「てへ。」






忘れてました、すっかり。




そうか。


俺、Aの手がかり持ってじゃん!








ジョングクは笑顔で楽しそうに活動をしている。


けれど、たまに泣きそうな顔をするんだ。



記憶はなくても、心にAへの想いはちゃんと残っているんだね。



待っててね、ジョングク。




ヒョンが、Aを見つけてきてあげるからね!






記憶を頼りに、Aの会社まで行き、仕事が終わるのを待つ。





仕事まで辞めていたら、これも無駄なんだけど、何もしないよりかは良い。









TH「・・・・・・・あ。」





あの頃より更に綺麗になったAが建物から出てくる。



凄く綺麗になった・・・けど、やはり、どこか泣きそうな顔をしている。





俺は、Aの元へと行き、声をかける。







TH「やっと見つけた。」


『・・・・・・・・・・・・・・・げ。』




小さく漏れた声、俺の耳にちゃんと聞こえてるよ。




俺を見て、目を丸くするA。






TH「こんなに時間をかける予定はなかったんだけど。」



『テヒョンさん。
何で、ここへ?』


TH「ん?俺は妖精だから。」


『少し会わない間に、そんなキャラになったんですか。』



ひどいな。Aまで、そんな冷ややかな目で見ないでよ。






TH「もう、一人にはしてあげられないよ。」




久しぶりに会えば、やはりAへの想いは溢れ出そうになる。



けれど、この子は、ジョングクの大切な子。


俺が大切にしないといけない子。








TH「もう、一人で悲しまないで?」


『・・・・テヒョンさん。
私、あの日。
ジョングクがいなくなった日、ジョングクの嫌いな料理を作ってやったんです。
包丁握りしめて、悲しさをぶつけながら。
凄く、不味かったです。』





何の報告、それ。


っていうか、料理にぶつけてどうすんの。

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設定タグ:ジョングク , BTS , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
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優姫(プロフ) - 初めて小説でこんなに泣いたんじゃないかってくらい感動しました。こんな素敵なお話に出会えて幸せです。 (2023年1月6日 9時) (レス) @page14 id: cad18a542a (このIDを非表示/違反報告)
f8878(プロフ) - 本当に本当に、最高でした。こんな言葉にしか出来なくて悔しいくらいです。このお話に出会えて幸せな気分になることが出来ました。 (2022年8月26日 13時) (レス) @page14 id: 59b2a1cbeb (このIDを非表示/違反報告)
てぇてぇ - いや…感動しすぎだし最高すぎて、テテペンやけどもっとメンバーのことが好きになった。有難うございますお話作るのうますぎです。 (2021年4月10日 23時) (レス) id: c0ba4ad0a8 (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - 私も泣きました。心があたたかくなる作品でした。ありがとうございます! (2021年3月26日 1時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
y - 泣きました。最高でした。ありがとう (2020年10月14日 23時) (レス) id: 90947d0322 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月14日 20時

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