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全て話し終えてジョングクを見れば、相変わらずの綺麗な瞳から涙を流している。
JK「あの人だったんですね。ヌナのお兄さん。」
『ジョングクに会えたの、凄い喜んでいたよ。』
JK「・・・あの日、俺はヌナのお兄さんにパワーをたくさんもらいました。
お兄さんのおかげで、俺は夢を諦めずに、真っすぐ前を向いて走り続けることができたんです。
それがヌナのお兄さんだったなんて。
運命ですね。」
『運命・・・そうかもしれないね。
ジョングクが入院している病室は、オッパの病室だし。』
JK「・・・・あ。ジニヒョンが言ってた、ヌナを初めて見た本屋さんって。」
『ん？ジンさん？』
JK「あ、いや、こっちの話です。
ヌナのお兄さんが、俺たちを会わせてくれたんですね。
まぁ、俺、幽霊ですけど。」
泣きすぎて真っ赤になった目をくしゃっと細めて笑うジョングク。
『私が前を向いていられるのは、ジョングクのおかげ。
ジョングクの存在が、私に生きる力をくれたんだよ。
あのオッパを失った時の辛さ、もう味わいたくないと思ったから、大切な人を作りたくさなかったんだけど・・・もう手遅れみたい。
私にとって、ジョングクは大切な人だよ。』
JK「あぁ、もう、ずるい。」
ジョングクは思い切り、私を抱きしめる。
『ジョングクっ！？』
JK「ヌナが悪い。ヌナが、ヌナが悪いです！！！」
少しだけ顔を離して私を見るジョングクの瞳は、やはりキラキラして見える。
JK「どうせ、あれでしょ？
ヌナの言う大切な人って、友達だとか、そんな感じなんでしょ？」
『え、急に何拗ねてるの？』
JK「俺は、ヌナのことが好きなのに。
俺とは違うんでしょ？」
あー、やだやだ・・・なんて言って、再び私を抱きしめるジョングク。
・・・・・・・・・・・・は？
今、何とおっしゃいましたか？
JK「・・・俺じゃダメですか？
俺と付き合えば、ヌナのお兄さんは安心できますよ？
ほら、ヌナのお兄さん、ヌナに彼氏作れって言ってたんでしょ？」
『ちょっと、ジョングク？頭がついていかないんだけど・・・』
JK「お兄さんに撮ってもらうことは無理だけど、ヌナの花嫁姿を、天国のお兄さんに見せてあげられると思うんです。」
彼氏？花嫁？
『それって、ジョングクが私のことを好きだと言ってるみたいだよ？』
JK「言ってるでしょ、さっきから。」
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
