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奥の部屋に行き、ソファに座る。
TH「怖かったよね。Aが無事で良かった。」
泣きそうな顔でそう言うテヒョンさん。
テヒョンさんのおかげで、私は死なずに済んだのだ。
『ありがとうございました。』
TH「悔しいけど・・・礼ならジョングクに言って？
俺、ジョングクに言われたんだ。
Aの様子がおかしいから、今日、仕事終わったAを見ていて欲しいって。
だから、ごめんけど、帰り、ずっと後ろ歩いてた。」
やっぱり、ジョングクにはバレていたらしい。
ジョングクに心配をかけてしまったことへの申し訳なさと、テヒョンさんまで巻き込んでしまったことに対する自己嫌悪に陥る。
『迷惑をかけて、すみません。』
TH「そんな顔しないで。
俺はAを守れて嬉しいよ。
それに、Aは悪くないでしょ？」
優しく微笑んで、私の頭を撫でるテヒョンさん。
テヒョンさんの大きな手からぬくもりが伝わってきて、心が落ち着く。
私は、誰かに、確実に殺されかけた。
殺意というものをここまで感じたのは初めてだ。
ジョングクも、こんな気持ちだったのかな。
人に殺意を向けられるって、怖くて、寂しくて、悲しい。
TH「心あたりはあるの？」
『それが、ないんです。
人に恨まれるなんて・・・そもそも、私は人と関わっていません。
ここ７年間くらいは。』
TH「しばらくは、仕事休めない？」
『休めません。会社に迷惑がかかるし、稼がないと生きていけなくなる。』
TH「じゃあ、警察に相談する？」
『・・・・それは、最後の手段にしたいです。』
きっと、その人は、私に対して何か思うことがあるのだ。
私が、その人にそこまで思わせる何かをしてしまったのだ。
私はそれを知りたい。
TH「・・・はぁ。何で、ジョングクに相談しなかったの？」
『・・・ジョングクに、余計な心配はかけたくなかったです。』
TH「これのどこが余計なの？
それで何かあった時に、ジョングクは自分のことを凄い責め続けると思うよ。
ジョングクに相談しにくかったら、俺だっているでしょ？
１人で抱え込むようなことじゃないよ。」
テヒョンさんに怒られる。
瞳は真っすぐ私を見つめていて、テヒョンさんがどれだけ私のことを考えてくれているのかが分かる。
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
