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JK「泣かないでください。
なんで、泣いているのか分からないけれど、ヌナが一人で悲しむのは嫌です。
俺も一緒がいい。」
『大丈夫。』
JK「俺が大丈夫じゃないです。」
そう言って、私の唇に自分の唇を重ねた。
『え・・・・・・・・？』
顔を離すと、ふにゃりと笑って、そのまま目を閉じて寝た。
何してくれてんだ。
そんなことされたら、寝れるわけがない。
そのキスは、どういう意味？
何でキスしたの？
そんな疑問が一気に頭を埋め尽くす。
目の前で気持ちよさそうに眠るジョングク。
あぁ、この唇とキスをしたのか。
なんてこった・・・・。
私、ジョングクとキスをしたのか。
眠れぬ夜を過ごし、ほぼ一睡もせずにやってきた朝。
JK「おはようございます、ヌナ。」
いつも通りのジョングク。
『ねぇ、ジョングク。昨日のって。』
JK「昨日？あぁ、腕を舐めたことまだ怒ってるんですか？」
『・・・・・・・・。』
どうやら、寝ぼけたジョングクの一瞬の気の迷いに私のファーストキスは奪われてしまったらしい。
覚えてすらいない。
JK「いたたたたたた、ヌナっ、ヌナっ！！
なんで僕の頬をつねってるんですか。」
『幽霊でも痛みを感じるんだね。』
JK「ちょっと、何で怒ってるんですか！！！！！？」
あぁ、眠れなかった私。なんて馬鹿バカしいんだ、ほんと。
こいつは、何も覚えていない。もはや無意識の世界だと言うのに。
JK「ヌナ、何拗ねてるの？」
『拗ねてないってば。』
ジョングクの唇はやっぱり冷たかった。
本物のジョングクの唇は、温かいのかな・・・・・・・
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。変なことまで考え始めた。
寝不足だわ、これ。』
JK「わぁぁぁぁぁぁ、ヌナが壊れたぁぁぁ。
やっぱり、今日は会社休みましょう。」
『嫌だ。ジョングクの顔見たくない。』
JK「えー、何それ。ジョングクショック。」
『韻を踏んでるみたいに言わないでよ。
あー、本当に遅刻する！！！！！！』
急いで支度をして家を出る。
JK「いってらっしゃーい・・・・・て、もう行っちゃったか。
・・・・・・ヌナ、俺、臆病でごめんなさい。
キス、無かったことにしちゃった。」
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にこ - 伏線？っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか！！！』ってなって面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年8月13日 22時) (
レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます！思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます！作者的にも２人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます！！報告嬉しいです！ (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます！深夜にごめんなさい！！切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年3月1日 22時
