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96【JK】 ページ46

【JK side】





とてつもない眠気に負け、眠ってしまった。



どれだけ寝たのだろう。




そろそろ、ヌナが帰って来る時間かもしれない。


帰ってきたら、玄関に迎えに行って、ギュウッて抱きしめて、それから、キスをするんだ。


そして、ヌナに伝えるんだ。









JK「愛してる・・・・・・・あれ?」









目を開けると、白い天井が映る。




ヌナの部屋の景色ではない。






体を起こして当たりを見渡すと、どうやらそこは、病院らしい。





俺・・・・目が覚めた?





元に戻れた!?







ベッドから降りて歩こうとすれば、しばらくの間ずっと眠っていたせいか、足元がふらつく。








それでも、俺は行かなくちゃいけない。


ヌナの元へ行くって約束したんだ。


ヌナに会いに行かなくちゃ。




ヌナのいる、あの部屋に・・・・・・・・




病室の扉に手をかけたところで気付く。




俺、ヌナのアパートがどこにあるのか知らない。




ずっとあの部屋にいたから、ヌナの部屋がどのあたりにあるのかも、行き方も全く分からない。







JK「ヌナっ・・・」







早く、会いに行かなくちゃいけないのに。




早く、抱きしめたいのに。







早く、早く、早く







・・・・・・誰に会いに行くの?









早く、早く、早く









・・・・・・何をしに行くの?









早く、早く、早く、早く、早く、









・・・・・・・俺は何をしなければならないの?







今の今まで思っていたことのはずなのに、何も思い出せない。







ただ、モヤモヤだけが胸の中でくすぶっている。









JN「・・・・わっ、ジョングク!?」






扉を開け、病室に入って来たジニヒョンとテヒョンイヒョンが目を丸くしている。





TH「ジョングク!?目を覚ましたの!?」




JK「はい・・・。ヒョン。お久しぶりです。」




TH「何言ってんの。久しぶりって言ったって、ついこの間、会ったばかりでしょ?」



JK「この間・・・・・・?俺が刺されて、あまり時間が経ってないんですか?」





TH「・・・・は?」









ヒョンの表情が険しくなる。

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にこ - 伏線?っていう程でもないんやけど((失礼過ぎますごめんなさい)本屋さんとかのんが、『あ、そういうことか!!!』ってなって面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年8月13日 22時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - 千晃さん» コメントありがとうございます!思い出しても、相手を思って我慢するジョングク・・・幸せになって欲しいですね。努力します! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます!作者的にも2人ともに幸せになって欲しいのです。・・・うう。努力します。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - ぽんぽんさん» 報告、ありがとうございます!!報告嬉しいです! (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - パクちーさん» ありがとうございます!深夜にごめんなさい!!切なくしてしまいがちで・・・すみません。 (2020年3月14日 21時) (レス) id: 77e5296d5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆう | 作成日時:2020年3月1日 22時

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