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オッパとの毎日は楽しかった。
まぁ、教師と教え子の恋愛ということで、寂しさを感じることもあったけど、オッパはその寂しさ以上の幸せを私にくれた。
思い出はどんどん積み重なっていき、季節は秋がやってきた。
JM「Aさ、変わったね。」
『・・・え、何唐突に。』
JM「凄い強くなった。」
学校から帰る道。
今日はテヒョンが珍しく風邪をひいて休んでいるので、ジミンと二人で歩道を歩く。
少し肌寒くなってきた風が頬を掠める。
ジミンの表情は少しだけ寂しそうに見える。
『どうしたの?』
JM「・・・いやぁ、娘が嫁に行く父親の気分ってこんな感じなのかなって。」
『そんな冗談いいから。
ジミンの嘘なんて、すぐ見破れるよ。
どれだけ一緒にいたと思っているの。』
JM「はは、そうだね。
Aに嘘なんかつくべきではないんだ。
まぁ、別に嘘ではないんだけど、・・・ずっと、黙っていたことがある。」
ジミンは少しだけ深呼吸をし、真剣な眼差しで私を見る。
一瞬ドキリとする。
これからジミンが言おうとしていることが、良い事ではないと、その表情から感じ取れてしまうからだ。
JM「あのねっ・・・・・っ、Aっ!」
ジミンが強く私の手を引き、私の体を抱き寄せる。
何が起こったのかよく分からない。
最後に見たのは、ジミンの険しい表情と、たまたま目に入った葉の色が茶色になった木だった。
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りぃ - ああ涙が止まらないよおお(;;)勿論グクと○○ちゃん結ばれてよかったんだけどジミンが記憶戻ったところ大泣きしてしまったー!!( ; ; )よかったほんとに、、!!今まで読んできた小説でいちばんです! (2021年5月2日 18時) (レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
chan(プロフ) - 泣きました。作者さん最高です! (2021年4月22日 0時) (レス) id: 13c40b890a (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - ジミナー!って色んな涙が出ました! (2021年4月1日 22時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 今まで色んな小説を読んできてこんなに心が揺さぶられた小説は初めてでした!!!!本当に本当に面白くて読んでる最中は凄く泣けてきて本当にこの小説に出会えて良かったです!!!!! (2021年2月7日 12時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
miki-miki(プロフ) - まゆうさんのお話を読み始めてから他の事が一切できなくなりました…。面白すぎて読み終わるまで何も手にくださいつかないです…。全ての作品を読み終わる頃には、廃人になってしまいそうです…w感想沢山食べありますがとても語りきれないので最高でした!!とだけ…! (2020年10月4日 16時) (レス) id: 969190ed48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年2月14日 23時