ジョングク先生、大好きです。４【JK】[完結]

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少し体を離して顔を覗き込めば、涙を流しながら、幸せそうに微笑むジミン。


JM「あなたは、僕にとって、凄く大切な人みたい。」

『私にとっても、ジミンは大切な人だよ。』

JM「早く、あなたのこと思い出したいなぁ。」

『大丈夫。思い出さなくったって、私はまた仲良くなれるよ。』


そう言えば、ニコッと笑うジミン。


可愛さは健在だ。



『まぁ、ただ。何も言わずに引っ越したことは、許さないけどね？
だから、お父さんの単身赴任が終わって帰ってくるまで、私ずっと待ってる。』



JM「へへ、ごめんなさい。」



他人行儀ではあるけど、ジミンらしい暖かくて優しい言葉。




『あ、あと・・・守ってくれてありがとう。』


JM「やっぱり。
僕が守ったのは、あなただったんだ。
そうかなって気がしてたんだ、
そうだと、嬉しいなって。」


もう、どこまで良い奴なんだ、ジミン。


記憶って、ジミンにとって凄く大切なはずなのに。


それを私のせいで失っているのに、嬉しいと微笑んでくれるのだ。







JM「じゃあ、そろそろ離れないと、あなたの彼氏が凄い顔でこっち見てるから。」


そう言われて体を離してオッパを見れば、ブスっと口をへの字に曲げて、不貞腐れている。


JM「僕の為に我慢してくれて、ありがとうございます。
念の為に言っておきますけど、僕がさっき言った好きも、恋愛感情ではないですからね？」



JK「分かってる。分かってるけど、好きな子が他の男と抱き合ってんの見れば、ヤキモチは妬く！」


TH「あれ？なんでジミン、Aたちが付き合ってるの知ってるの？」


JM「ここへ来た時、先生はAさんのこと大切そうに支えていたし、Aさんを見る目がとても優しくて、暖かいから。
見ただけで分かるよ。
学校で、バレないように頑張ってくださいね？」



ふふっと笑うジミンと、ひひっと笑うテヒョンと、はははっと焦る私たち。


え、そんなに分かりやすいの！？


今まで以上に気をつけないと。



TH「ジミン！俺にとっても、ジミンは凄く凄く凄く大切な人なんだからね！
さっきから、2人ばっかり仲良いみたいになってるけど。
俺もいるから！！」


オッパ同様、ヤキモチ妬いて不貞腐れるテヒョン。


JM「僕だって、テヒョンも大切な人だよ。
テヒョンとAさんが、僕にとっての全てだと思うから。」



そう言われて、嬉しそうにひひっと笑うテヒョン。


その瞳にはまた涙が溜まっている。



どんだけ泣くんだ、テヒョン。

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