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オッパは、私が混乱して取り乱さないように、ゆっくり優しく、話してくれる。
その間も、私の手をギュウッと握りしめてくれている。
『記憶を・・・失ったって。それって、ずっとですか？』
JK「それは分からない。なんかの拍子に戻るかもしれないし、一生このままかもしれないし。」
ふと、夢の中のジミンを思い出す。
“僕、Aのこと、好きだよ。大好き。
まぁ、これは恋愛感情なんかじゃないけどね。
恋愛なんかの好きよりも、もっともっともっと大切で決して無くなることのない好き。”
“私もジミンのこと好きだよ。”
“うん。ありがとう。それだけで十分だよ。
だから、僕のこと、怒らないであげてね。
待たなくてもいいから。”
あぁ。そういうことなのか。
きっと、あれはジミンの失った記憶が、私を助けに来てくれたのかな。
待たなくてもいいって・・・。
それは記憶が戻るまでってこと？
私は、ジミンにありがとうをちゃんと伝えられていないのに。
怒るも何も、ジミンが記憶を失ったのは、私のせいなのに。
JK「・・・あぁ。僕が好きになった子は、凄い破天荒だね。」
『何ですか？』
JK「僕だって、Aをずっとずっと待ってたし、毎日泣き続けたし、仕事どころじゃなかったし。
目が覚めなかったらどうしようって凄い怖かったし、起きたらまずキスをしようと思ってたし、Aが目覚めた時には絶対にその視界に僕がいようと思っていたのに。」
拗ねたように唇を尖らせているオッパ。
『心配かけてすみません。』
JK「・・・いいよ。どうせ、僕とのキスの前に、会いに行かなきゃ気が済まないんでしょ？」
『まぁ・・・そうですね。』
正直なところ、私だってオッパに触れたいし、キスをしたい。
でも、その前に、私は大切な人に会いに行かなきゃいけないんだ。
JK「・・・で、僕に連れ出せって言うでしょ。」
『正解！退院を待てないです。今すぐ、ジミンに会いたいです。』
JK「もう。分かったよ。どうせ、今キスしたら止まらなくなるし、でもAの体はまだ僕を受け止めきれるほど回復していないし。
もう少しだけ我慢してあげる。
だから、治ったら覚悟しといてね？」
そう言ってニヤリと笑い、私の額にキスをするオッパ。
うん、やっぱりオッパだ。
私のオッパだ。私の大切な人だ。
もう一度、あなたに会えて良かった。
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りぃ - ああ涙が止まらないよおお(;;)勿論グクと○○ちゃん結ばれてよかったんだけどジミンが記憶戻ったところ大泣きしてしまったー！！（ ; ; ）よかったほんとに、、！！今まで読んできた小説でいちばんです！ (2021年5月2日 18時) (
レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
chan(プロフ) - 泣きました。作者さん最高です！ (2021年4月22日 0時) (レス) id: 13c40b890a (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - ジミナー！って色んな涙が出ました！ (2021年4月1日 22時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 今まで色んな小説を読んできてこんなに心が揺さぶられた小説は初めてでした！！！！本当に本当に面白くて読んでる最中は凄く泣けてきて本当にこの小説に出会えて良かったです！！！！！ (2021年2月7日 12時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
miki-miki(プロフ) - まゆうさんのお話を読み始めてから他の事が一切できなくなりました…。面白すぎて読み終わるまで何も手にくださいつかないです…。全ての作品を読み終わる頃には、廃人になってしまいそうです…w感想沢山食べありますがとても語りきれないので最高でした！！とだけ…！ (2020年10月4日 16時) (レス) id: 969190ed48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年2月14日 23時
