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【YOU side】
長い距離を移動したわけでもなく、すぐに車は停車し、降ろされた。
そこは、とても古い倉庫のようなところで、本格的にやばいなぁとか感じているものの、周りの状況を把握できるほどには落ち着いていた。
本当は、ここで泣き叫んだり怖がったりするんだろう。普通は。
けれど、どうしても客観的に見てしまうのだ。
だって、誘拐だなんて、まさか自分がされるなんて思わないじゃんか。
「こっちへこい。」
腕を引っ張られ、倉庫の中へと連れて行かれる。
『あの・・・目的って何ですか？
身代金なら、無理ですよ？
そんな金持ちの娘ではないです。』
「お金なんてどうでもいいんだよ。
頼まれてんだよ。
お前を二度と彼氏の前に立てないくらい壊してくれって。」
壊してだなんて・・・私、ロボットではないんだけどなぁ。
『頼まれたって、誰に？』
YN「私よ。」
倉庫に綺麗で高めの声が響く。
立っていたのは、ユナさんだった。
あぁ、なるほど・・・。
なんとなく理解した。
つまり、ユナさんはオッパのことが好きで、私が邪魔なのか。
こんなことしたって、オッパに好かれるわけないのに・・・。
私はユナさんをキッと睨む。
本当なら、今頃私はオッパと貴重なデートを楽しんでいたというのに。
YN「今、どういう立場にいるか分かってるの？
そんな生意気な態度をとっていると、どうなるか、全く分かっていないわね。」
『生憎、誘拐なんてされたのは初めてですので。
どうなるかなんて分からないですよ。』
こういう卑怯な手を使うこの人に、ただただ腹が立つ。
YN「ジョングギオッパのこと、ずっとずっと好きだったのに。
なんで、急に現れたあんたなんかにとられなきゃなんないの？」
ユナさんは、私の方へと歩いて来て、私を睨む。
『こんな卑怯なことをする人に、オッパは譲れません。
オッパに怒られる前に辞めといた方がいいですよ？』
そう言えば、ユナさんの顔は一気に真っ赤になって、パシンッと乾いた音とともに、頬に痛みを感じる。
どうやら、平手打ちをされたらしい。
YN「ほんと、生意気。もう、好きにしちゃって。」
男の人たちにそう伝えると、３人の男の人たちはニヤリと口角をあげ、私をジロリと見ている。
気持ち悪い。
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りぃ - ああ涙が止まらないよおお(;;)勿論グクと○○ちゃん結ばれてよかったんだけどジミンが記憶戻ったところ大泣きしてしまったー！！（ ; ; ）よかったほんとに、、！！今まで読んできた小説でいちばんです！ (2021年5月2日 18時) (
レス) id: 6a137e9fb7 (このIDを非表示/違反報告)
chan(プロフ) - 泣きました。作者さん最高です！ (2021年4月22日 0時) (レス) id: 13c40b890a (このIDを非表示/違反報告)
わたし。(プロフ) - ジミナー！って色んな涙が出ました！ (2021年4月1日 22時) (レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 今まで色んな小説を読んできてこんなに心が揺さぶられた小説は初めてでした！！！！本当に本当に面白くて読んでる最中は凄く泣けてきて本当にこの小説に出会えて良かったです！！！！！ (2021年2月7日 12時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
miki-miki(プロフ) - まゆうさんのお話を読み始めてから他の事が一切できなくなりました…。面白すぎて読み終わるまで何も手にくださいつかないです…。全ての作品を読み終わる頃には、廃人になってしまいそうです…w感想沢山食べありますがとても語りきれないので最高でした！！とだけ…！ (2020年10月4日 16時) (レス) id: 969190ed48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年2月14日 23時
