ソクジン先生、大好きです。 ページ47
起きた時には、自分の部屋のベッドの上だった。
しかも、隣には、ソクジン先生が寝ているではないか!!!?
え?ええ?
JN「・・・あ、起きた?」
目を開け、にっこり微笑むソクジン先生。
なんで、あなたがここに。
脳内大パニックを起こしている私なんて関係なしに、ソクジン先生は私の額に手を当てる。
JN「ん。熱下がったね。
考えすぎちゃったのかな。
その熱、僕のせいなのかな。」
悲しそうに笑うソクジン先生。
同じ布団の中で向かい合って寝転んでいるのだから、近いし、寝起きのソクジン先生はいつもと違って少しだけ声が低くて、私の胸をギュウウウウウウウッと締め付ける。
『私、どうしてここへ?』
JN「熱が出て。僕がここまで送ってきたんだよ。」
ああー・・・・ぼんやり思い出してきた。
そして、余計なことまで思い出した。
ベッドに降ろされる時に少しだけ目が覚めた。
そして、高熱でうなされていた私は、ソクジン先生を引っ張って、一緒に寝ないと寂しいと泣きわめいたのだ。
何してんの、私。
恥ずかしさで、布団の中に潜って顔を隠す。
JN「なんでなんで。顔を見せてよ。」
『いや・・・・熱のせいで、お恥ずかしいところを見せてしまいました。
どうか、忘れてください。』
JN「忘れられるわけないでしょ。」
ソクジン先生は、私の顔を覆っている布団を掴み、私の顔を見えるようにする。
JN「顔、真っ赤だよ。」
『だって、あんなことを・・・・。』
JN「・・・もし、Aちゃんを連れて帰ったのがユンギだったら。
ユンギにも同じことをしたの?」
『・・・しないと思います。』
ユンギさんに?
全く想像がつかない。
きっと、ソクジン先生だからこそ、私は甘えてしまったのだと思う。
ソクジン先生は嬉しそうに目を細める。
JN「だったら、あれは期待してもいいの?
Aちゃんは、僕と一緒にいたいって、そう思ってくれていると思っていいの?」
『・・・・いいです。
私、ソクジン先生が好きです。』
恥ずかしくて、涙が溢れてくる。
好きな人に想いを伝えるのって、とても恥ずかしくて、勇気がいって、それでいて心がじんわり温かくなる。
JN「うん。僕も、Aちゃんが好きだよ。」
そう言って、顔を近づけるソクジン先生。
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SALAN - ユンギ先生の『メアリー』に爆笑しましたwこういう保育園があったらすぐに行きたいです!(中学生) (2020年9月29日 0時) (レス) id: 5d025d1352 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - なんか謎に母性本能が働きますね(?)笑 自分のこと、ぐくってぐくが言よるんが可愛いです (2020年8月15日 15時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - ジン先生って実際に呼んでみたいし、好きな人を侮辱されて、って言われてみたいです。とにかく子供達はかわいいわ、先生たちはかっこいいわ。素晴らしいですね。この小説の次回楽しみにしてます。まゆうさんもどうか体には気をつけてください。これからも応援してます。 (2020年3月27日 1時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Karasuhage(プロフ) - 次のお話楽しみにしています! (2020年3月18日 11時) (レス) id: 63ff52919f (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - 「ソクジン先生大好きです。」のお話で1箇所「ジョングク先生」になってるところがありました。とてもキュンキュンしているのでこんなお話を考えてくださりありがとうございます。 (2020年3月16日 2時) (レス) id: df38e871d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年2月6日 23時