部屋の中は歩きましょう。 ページ22
TH「わぁぁぁぁぁぁぁ。」
朝から元気いっぱいのテヒョンくん。
保育室の中を走り回っている。
『テヒョンくん、こけたら危ないから歩こう?』
TH「いひっ!てては、つおーいから、だいじょぶー!」
テヒョンくんは凄いドヤ顔で言っているけど、テヒョンくんより小さいジョングクくんに当たりそうだし、先程から何度も滑っているから、怪我をする前にどうにか辞めて欲しい。
JM「ててー、はしったらだめだよ?」
TH「はしってないもん!」
JM「それ、はしってるっていうんだよ。
ぼく、てて、けがするの、やだなぁ。」
TH「じゃあ、やめる!」
すんなりと、走るのをやめるテヒョンくん。
ジミンくんの言うことは聞くのか。
というより、ジミンくん、テヒョンくんの扱いうまくなったなあ。
尊敬します。
ジミンくんのおかげで、少しの間は大人しくしていたものの、またすぐに走り出すテヒョンくん。
『テヒョンくんっ、危ないって・・・・うわっ!!』
注意をした矢先、テヒョンくんはツルッと滑って仰向けにこける。
頭を打ってしまう!!!
咄嗟に、テヒョンくんの頭の下に手を伸ばす。
ゴンッ・・・・・・。
嫌な音が部屋に響く。
TH「いっ・・・・たくない?」
JN「テヒョンくん、大丈夫ー?・・・あ、違う!
A先生!?」
『いったい・・・・』
私の伸ばした手・・・というより、中指はギリギリテヒョンくんの頭の下に届き、何とかテヒョンくんが頭を強打することは逃れたものの、右手中指が尋常でないほど痛い。
涙が出るほどだった。
でも、ここで泣いてしまえば、テヒョンくんが傷つく。
私は必死に笑顔を作って耐える。
右手中指はジンジンしていて、もう、感覚がない。
多分、今部屋に1人だったら、泣き叫んでいるレベルで痛い。
TH「せんせえ、だいじょぶ?」
泣きそうな顔して、テヒョンくんが覗き込んでくる。
『大丈夫だよ!』
挟んでいない方の手を見せる。
JM「だから、はしったらだめ、いったのにぃ!」
ジミンくんは目に涙を溜めながらテヒョンくんを怒っている。
TH「ごめんなさい・・・。」
テヒョンくんも泣きそうだ。
骨折だなんて、心の方が折れてしまう。→←1人で何人分もの大好きを。
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SALAN - ユンギ先生の『メアリー』に爆笑しましたwこういう保育園があったらすぐに行きたいです!(中学生) (2020年9月29日 0時) (レス) id: 5d025d1352 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - なんか謎に母性本能が働きますね(?)笑 自分のこと、ぐくってぐくが言よるんが可愛いです (2020年8月15日 15時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ推ーarmyー - ジン先生って実際に呼んでみたいし、好きな人を侮辱されて、って言われてみたいです。とにかく子供達はかわいいわ、先生たちはかっこいいわ。素晴らしいですね。この小説の次回楽しみにしてます。まゆうさんもどうか体には気をつけてください。これからも応援してます。 (2020年3月27日 1時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Karasuhage(プロフ) - 次のお話楽しみにしています! (2020年3月18日 11時) (レス) id: 63ff52919f (このIDを非表示/違反報告)
ままま(プロフ) - 「ソクジン先生大好きです。」のお話で1箇所「ジョングク先生」になってるところがありました。とてもキュンキュンしているのでこんなお話を考えてくださりありがとうございます。 (2020年3月16日 2時) (レス) id: df38e871d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2020年2月6日 23時