ジョングク先生、大好きです。２【JK】

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【TT side】





JK「ヒョン、Aに何かしましたか？」


TT「ジョングクくんや。俺はお前のヒョンです。
その怖い顔をやめなさい。」


俺がAちゃんを泣かせたと勘違いしているジョングクは、俺を険しい表情で睨んでいる。


違うんだけどなぁ。


むしろ、あの涙はジョングクのための涙なのに。







TT「ねぇねぇ。」


JK「何ですか。」


TT「さっき言ってた、男と二人きりにならないようにって言うのは、ジョングク先生の言葉？それとも、チョン・ジョングクの言葉？」



JK「・・・何が言いたいんですか。」


TT「いやぁ、ジョングクって分かりやすいなぁと思って。
本当にあの子のことが好きなんだね？」


JK「そんなに僕、分かりやすいですか？」


TT「うん。この前のお帰りなさい会の少しの時間で分かったよ。」









JK「なんで、それがあいつには微塵も伝わらないんですかね。」

TT「え、伝える気あったの？」







ジョングクは、俺の前に置かれてある、Aちゃんが持ってきてくれた水を手に取って飲む。


ちなみに、ジョングクは未だにAちゃんが持ってこない為、水もおしぼりもない。


今頃Aちゃん、泣いているのかな？


まさか、あんなにジョングクのことを想っているなんて思わなかった。


もし俺がAちゃんの立場で、好きな人の好きな人(？)が結婚するってなれば、泣いて喜ぶのに。


あの子は本当に純粋に、ジョングクのことが好きなんだなぁ。







TT「ジョングク、あの子と付き合う気はあるの？」


JK「付き合う気しかないですけどね。」


TT「ジョングク、先生だよね？」


JK「先生ですけど？あと一年も経てば、先生じゃないです。」


TT「・・・・え、ヒョン、びっくりしてる。
お前、相手が生徒だっていうところに、もっと悩んでいるかと思った。」


JK「何で、悩まないといけないんですか。
僕は自分の欲には忠実な男、チョン・ジョングクですよ。」





そうだった。


お前は、自分の思ったようにすぐに動ける男だった。

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