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悔しい。悔しい、悔しい、悔しい。
また、この気持ちを味わわないといけないなんて。
また、言えなかった。
また、信じてもらえなかった。
悔しさで、涙が止まらない。
オッパたちに迷惑をかけるのは嫌で、とりあえず飛び出てきたものの、鞄がないから家に帰る鍵がないし、服も制服のままだし・・・。エプロンは恥ずかしいから取ったけれど。
お店と私の家との間にある公園に来て、ベンチに座る。
幸いにも、人がいないから助かった。
ここでなら、思う存分泣ける。
あぁ、あの店、辞めないといけないのかな。
オッパの店はとても働きやすくて居心地が良くて、私の支えだった。
それを失うとなると、かなり辛い。
テヒョンはどうするのかな。
もともと嫌われていたけど、今回のことでもっと嫌われてしまった。
もう、私の顔なんて見たくもないだろう。
テヒョンの見せた久しぶりの笑顔を思い浮かべる。
やっと、笑顔が見れたのに・・・今度こそ、もう２度と見ることはできないだろう。
『いっそのこと、事故にでもあって、頭を打って、全て忘れることができたら良いのに。』
TH「なに、物騒なこと言ってるの。」
急に聞こえてくる低い声に、驚いて声の方を見る。
『テヒョン・・・え・・・なんで泣いてるの？』
泣いているなんてもんじゃない。大号泣だ。
綺麗な顔を歪ませ、涙でぐちゃぐちゃのテヒョンを見れば、私の涙は引っ込む。
自分より泣いている人を見ると、涙も収まるらしい。
TH「ごめん、ごめん・・・ごめんなさい。
何回言っても、許せることじゃないと思う。
２年前も、会ってからも。」
私が店を出てから何があったのか分からないけど、とりあえず、誤解が解けた・・・のかな？
『いや、もう・・・いいよ。泣かないで。』
私の目の前に膝をついて泣いているテヒョンの背中を摩る。
『分かってくれたなら、それでいいの。』
ずっと、ずっと、テヒョンに知って欲しかった。
私は嘘なんてついていなかったこと。信じて欲しかった、テヒョンを好きだったこと。
目の前で泣くテヒョンを見れば、あの頃の私も少しは報われたのかもしれない。
TH「・・・A、教えて？」
『何を？』
TH「２年前何があったか、Aのお兄さんから聞いたけど・・・Aの言葉で聞きたい。
２年前聞けなかった、Aの想い・・・俺に教えてよ。」
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わたし。(プロフ) - 泣きました！！テテの気持ちもグクの気持ちも… (2021年3月31日 16時) (
レス) id: 373e34b3f9 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - やばかったです！(謎)私はテテペンですが、読んでいる途中、やっぱりグクとも結ばれてほしいなぁ…と思うくらいに、とてもいいお話でした。これからも頑張ってください！おうえんしています！ (2020年8月9日 10時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
myun69141(プロフ) - グクのとこ見てるとすごい涙でてきます、、片思いはほんとに辛い…素敵な作品をありがとうございます！ (2020年7月11日 16時) (レス) id: 9abae9e3d4 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - この作品でまゆうさんの作品で泣いた数5作品目を突破いたしました！本当に面白いです！まゆうさんのような文才能力があれば…と切実に思うばかり…！どの作品も大好きです！これからも応援してます！素敵な作品をありがとうございました！ (2020年6月22日 1時) (レス) id: d5650580fd (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｵ - めちゃめちゃ泣けました。こんなにすごい作品が書ける作者様を尊敬します！！こんなに良い作品を書いてくださりありがとうございました。 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 3efff88a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2020年1月2日 23時
