甘やかして溶かして食べたい。2【JN】 (ページ9)

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『・・・さっき、たまたま会って。
あの彼女とは別れたって。
で、言うこと聞かなかったら、私の恥ずかしい写真・・・会社に送ると。』

JK「ジミニヒョン、ちょっと休憩もらいまーす。」

JM「いや、そんな戦闘態勢万全のやつを行かせられるわけないだろ！
ここは、僕が行く。」

『いやいやいや、ジミンも頭に角生えてるからね。
今は仕事中！！
私のことは良いから。』

私はとりあえず笑ってみせる。

けれど、2人は納得いかなそうな表情を浮かべている。

JK「良くないですよ。
ヌナ、それは明らかな脅迫です。
今日夜会うって言ってましたよね？」

JM「ああん？？
なんで、そんな約束取り付けてんだよ。」

ヤー、ジミン、怖いよ。

顔が天使じゃなくなってるよ！！

今が昼時で、お客様がいなくてよかった。

2人とも絵本フェアに似合わない、危ない顔をしている。

先程までの嫌な気持ちも腹ただしい気持ちも、不安な気持ちも少しだけ楽になる。

一緒になって怒ってくれる人の存在って大きいと思う。

JK「ヌナ、本当に行くのですか？」

『行くよ。行かないと、写真をいつ送られるか分からないもん。』

JM「行かせるわけないでしょ！！」

『でも、写真が！！！』

JM「それは、多分、大丈夫なんじゃない？
ですよね？ヒョン。」

ジミンが私の後ろに向かって、話しかけている。

嘘だ、まさか・・・私の後ろに・・・

恐る恐る後ろに振り向けば、なんと、ジニオッパが立っているではないか。

こんなタイミングで来る！？

『お、おおおおおっぱ！！？
いつから、そちらに！？』

JN「ん？Aが逃走しようとしたあたり？」

結構序盤じゃないですか。

ってことは・・・ガッツリ聞かれたのかな。

JN「うんうん、Aには僕がいるよね。」

え、聞いてたの、そこですか。

笑っている。いつものように笑っているが、目は笑っていない。

私の中で怒ったら怖い人Ｎｏ．1はジミンだけど、軽く塗り替えられそうだ。

JN「で。Aは休憩まだなんだよね？
早く休憩行こうか。
ナムジュン、僕、休憩してくる。
ここをよろしく。」

NM「はいはい。
ジミン、ジョングク。
持ち場に戻りましょう。
もうすぐお昼が終わってお客様が戻ってきます。」

『あ、いや、私休憩は今いいかなぁって。』

JN「は？早く来て。」