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JN「その時は、僕があなた方に何をするか分かりませんよ。
隠れてコソコソしようとしても、無駄です。
僕は社長ですよ?
全部分かってますからね。」
にっこり微笑むオッパ。
けれど、その瞳は一切笑っていない。
JM「うわぁ。さすがヒョン。
A、愛されてるね。」
『こんな、ブラック・ソクジンを出してしまわなくても良かったのに。』
そのミーティング以降、もう陰口を言われることもなく、冷たい視線を送られることも無く・・・平穏な日常が戻ってきた。
社員の中で、優しいと思っていた社長は実は怒ったら怖いという噂が流れたことを除いては。
ナムジュンさんの言っていた、“ジニヒョンの愛を甘く見てはいけませんよ。
あの人はマキさんのためなら何でもする人だ。”という言葉の意味が分かった気がする。
もう大丈夫だから、昼ごはん食べにおいで。
というメッセージが来たので、ジミンと昼に会いに行けば、満足そうなオッパの顔。
JN「これで、もう大丈夫!!
思う存分、イチャイチャできるね!」
『いや、大丈夫になったとしても、会社でイチャイチャはしませんけどね。』
JN「会社でってことは、会社の外ではイチャイチャして良いってことだよね??」
嬉しそうに目を輝かせているオッパ。
そうだった。
この人の中では、どんな言葉もポジティブ変換されるんでした。
JM「でも、ヒョンの好感度下がるのではないですか?
あんなブラック・ヒョンを見せてしまったら。
かなり、背筋がゾクっていうくらい怖かったですよ。」
JN「周りの好感度なんてどうでも良いよね。
Aにさえ好きでいてもらえれば、僕はそれで満足。」
NM「それに、ギャップが良いと、ファンが増えているのですよ。
流石というか、なんというか。」
JN「僕は、ワールドワイドハンサムだからね。」
自分で言ってしまうところが非常に惜しい人だ。
JN「そういえば、ジョングクは?」
JM「体調を崩して休みみたいです。」
『ジョングクも一人暮らしだし、とりあえず私、帰りにジョングクのところに寄ってみようと思うのですが。』
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年12月9日 0時