甘やかして溶かして食べたい。2【JN】 (ページ46)

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ナムジュンさんはペラペラと説明していくが、私の頭の中には入ってこない。
つまり・・・オッパは私を守るために、かなりの職権乱用をしているらしい。
なんてこった。

NM「ちなみに、Aさんの頬を叩いた社員には、僕からしっかり話をしておりますので、安心してください。」

えくぼを浮かべながら微笑むナムジュンさん。

NM「もう、あなたに近づくことは絶対にないはずですよ。
そういう契約ですので。」

どんな契約をしたんだ。

ナムジュンさんは編集部まで送ってくださり、そこでジミンに会う。

『あれ？ジョングクは？』

JM「今日は珍しく休みらしいよ。
体調悪いんだって。」

『ジョングクが！？珍しいね。初めてじゃない？』

あの、筋肉ウサギでも、風を引くんだ。

とりあえず、大丈夫？とメッセージを送っておく。

帰りに部屋に寄ってみるかな。

JM「そういえば、今日会社全体でのミーティングがあるらしいよ。
ほら、あそこ。大きなテレビがあるだろ？
どうやら、生中継でミーティングするらしい。」

『へぇー。
まぁ、さすがに全社員が一度に同じ場所に集まるのは無理だもんね。』

パソコンを開いて、メールを確認したり、スケジュール帳で日程を確認したりしていると、すぐに9時がきて、編集部全員でテレビの前に立つ。

定刻になると、大きなテレビに、オッパの顔が映される。

急に映し出されるものだから、つい大声を出してしまいそうになるのを、両手で口を覆って必死に耐える。

JN「みなさん、おはようございます。
いつも、我社のために、最善を尽くしてくださり、ありがとうございます。
みなさんは、僕の誇りです。
みなさんと一緒に働けることを幸せに思います。」

テレビに映し出されてもハンサムなオッパ。

知らない人が見れば、芸能人かと思うくらいに、綺麗な顔立ちをしている。

JM「ちょ、ヒョン・・・なんで、っくくく」

こら、ジミン。

社長が喋ってるんだぞ。

笑うの我慢しなさい。

JN「そんな、皆さんにお願いがあります。
僕の大切な人を傷つけるのだけはやめてください。
もし、彼女に何かすることがあったならば・・・」

一斉に皆が私を見る。

オッパ。私、凄い注目されちゃってるよ。