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78. ページ28

JN「付き合い始めて、最初のイベントだし・・・忙しくてなかなか会えてなかったし・・・だから、一緒にいたいと思った・・・ら・・・ダメかな?」



少し弱々しくそう呟くオッパが可愛くて、胸がキュウッとなってしまう。





けれど、オッパ。それは多分・・・




「あんた、馬鹿よね。
彼女だって仕事があるでしょ?前もって言っておかないと、彼女だって休みを取れないわよ。
そもそも、言ってなかったから、寂しい思いもするし、不安な思いもするし・・・
ほんっと、女心が分かってないんだから。」




溜息をつきながらジニオッパにそう言うお姉さん。


そうです、その通りです。




「付き合い始めなんでしょ?その大切な時期にずっとほったらかして。
あぁ、可愛そうに。凄く寂しかったでしょう。」



お姉さん、大好きです。全くその通りです。



オッパは驚いた表情で私を見る。


『オッパ。私、寂しかったですよ。
クリスマスは一緒に過ごせないと思っていましたよ。』


JN「ごめんよ。Aにちゃんと言っておけば良かった。
本当は、この人を送って行ったあと、その足でAの家に行って、甘い夜を過ごして、そのまま明日一緒にクリスマス・・・したかったんだ。
そうだよね、Aに言わなきゃいけなかったんだ。」




いやいやいや、何サラッと甘い夜とか言ってやがるんですか。



ジミンとジョングクがニヤニヤしながら私を見てくるから、キッと睨み返す。





『そうですね。私に言ってくれていたら、私も明日休めるように頑張れたのですが・・・。
生憎、仕事があるので休めないです。』





そう言うと、しょんぼりするオッパ。

私だって一緒にいたかったですよ。

一日中オッパを独占していたかったですよ。

早く言ってくれていれば・・・





JM「A、こういう時こそ、同期を頼ってよ。」


JK「そうです。ヌナには出来の良い後輩もいるでしょ?」


ジミンとジョングクがニッと笑っている。



JM「良いよ。Aの仕事、引き受けるよ。
僕たちからのクリスマスプレゼント!」


JK「その代わり、もう泣いたらダメですよ!!
幸せそうに笑ってるヌナが見たいです。
まぁ、泣かせたのはヒョンですけど。」



オッパをジーっと見るジョングク。

JN「悪かったと思ってるよ。
その分、今夜も明日もこれからも、Aを思う存分甘やかして幸せにするからさ。
明日のことは、本当にありがとう。」

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作者名:まゆう | 作成日時:2019年12月9日 0時

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