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JN「付き合い始めて、最初のイベントだし・・・忙しくてなかなか会えてなかったし・・・だから、一緒にいたいと思った・・・ら・・・ダメかな?」
少し弱々しくそう呟くオッパが可愛くて、胸がキュウッとなってしまう。
けれど、オッパ。それは多分・・・
「あんた、馬鹿よね。
彼女だって仕事があるでしょ?前もって言っておかないと、彼女だって休みを取れないわよ。
そもそも、言ってなかったから、寂しい思いもするし、不安な思いもするし・・・
ほんっと、女心が分かってないんだから。」
溜息をつきながらジニオッパにそう言うお姉さん。
そうです、その通りです。
「付き合い始めなんでしょ?その大切な時期にずっとほったらかして。
あぁ、可愛そうに。凄く寂しかったでしょう。」
お姉さん、大好きです。全くその通りです。
オッパは驚いた表情で私を見る。
『オッパ。私、寂しかったですよ。
クリスマスは一緒に過ごせないと思っていましたよ。』
JN「ごめんよ。Aにちゃんと言っておけば良かった。
本当は、この人を送って行ったあと、その足でAの家に行って、甘い夜を過ごして、そのまま明日一緒にクリスマス・・・したかったんだ。
そうだよね、Aに言わなきゃいけなかったんだ。」
いやいやいや、何サラッと甘い夜とか言ってやがるんですか。
ジミンとジョングクがニヤニヤしながら私を見てくるから、キッと睨み返す。
『そうですね。私に言ってくれていたら、私も明日休めるように頑張れたのですが・・・。
生憎、仕事があるので休めないです。』
そう言うと、しょんぼりするオッパ。
私だって一緒にいたかったですよ。
一日中オッパを独占していたかったですよ。
早く言ってくれていれば・・・
JM「A、こういう時こそ、同期を頼ってよ。」
JK「そうです。ヌナには出来の良い後輩もいるでしょ?」
ジミンとジョングクがニッと笑っている。
JM「良いよ。Aの仕事、引き受けるよ。
僕たちからのクリスマスプレゼント!」
JK「その代わり、もう泣いたらダメですよ!!
幸せそうに笑ってるヌナが見たいです。
まぁ、泣かせたのはヒョンですけど。」
オッパをジーっと見るジョングク。
JN「悪かったと思ってるよ。
その分、今夜も明日もこれからも、Aを思う存分甘やかして幸せにするからさ。
明日のことは、本当にありがとう。」
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年12月9日 0時