甘やかして溶かして食べたい。2【JN】 (ページ24)

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YG「あ、駅前の方で大きいクリスマスツリーが光ってたぞ。
見に行っとけ。」

そういえば、昼間、用事で出かけた時に見た気がする。

JM「行こう！クリスマス・イブだし。」

ユンギオッパが、俺からのクリスマスプレゼントだと、全奢りというなかなかかっこいいことをかましてくれた後、ジミンとジョングクと寒いクリスマスの街を歩く。

時間も遅いからか、人がそんなおらず、いるとしてもカップルで、体を無駄にひっつけながら歩いている。

一人で歩けないのか！！！と、心の中で悪態をついてみるが、そんな自分が悲しくなって、肩を落とす。

JK「あ、あれじゃないですか。」

JM「夜見ると、キラキラして綺麗だね。」

大きなクリスマスツリーは、様々な色に光っていて、とても綺麗だった。

綺麗だけど・・・私にはただの大きな木にしか見えないのは何故だろう。

それは、一緒に見ているのがジョングクとジミンだからかな。
(ジョングクとジミンにかなり失礼)

綺麗だとクリスマスツリーを眺める二人と、早々と飽きて、周りの人間観察をし始める私。

お酒を結構飲んだからか、少しだけ体がフラフラする。

JK「なんか、ヌナ、放っておいたらこけそう。」

ジョングクに腕を掴まれ支えられる。

本当なら、ジニオッパと腕を組んで歩きたかったな。キャラでもないけど。

ほら、あのカップルのように・・・。

ツリーの近くを歩く、スタイルの良い男女が目に入る。

女性は男性の腕に自分の腕を回し、体をぴったりとくっつけている。

『・・・・あれ？』

おかしいな。

会いたすぎて、いろんな人がオッパに見えてしまうのでしょうか。

いや。あの、女性に微笑んでいる男性は、間違いなくオッパだ。

なんで？仕事だったんじゃないの？

JK「ヌナ？何を見て・・・え？」

私の視線の先を追い、男性の姿を捉えたジョングクが険しい表情を浮かべる。