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テヒョンとの打ち合わせが終わり、会社に戻る。
すると、丁度同じく会社に戻ってきていたジニオッパとエレベーターホールでバッタリ会う。
『あ。』
JN「お疲れ様。今帰ってきたの？」
『そうです。テヒョンさんと打ち合わせをしてきました。』
付き合い始めたときに、オッパに強くお願いした。
どうか、会社では付き合っていることは内緒にしていて欲しいと。
社長の彼女と知れば、いろんな人からいろんな目で見られる。
しかも、この顔が無駄に整った人の彼女だ。
怖い。特に女性社員が怖い。
なので、会社・・・というより、社員の前では今まで通り、社長と社員の関係でいようということになった。
かなりブーイングはあったけど・・・。
元々、社内で出会えば喋っていたし、ジョングクとジミンと一緒に、毎日お昼に社長室に通っているのはなんとなくバレているので、社長と何故か仲の良い３人組という感じになっている。
『ナムジュンさんはいないのですか？』
JN「車を停めに行ったよ。
僕は急ぎの用があるから、先に帰って来たんだ。」
社長は大変ですねぇ。
エレベーターが来て、一緒に乗り込む。
他に乗る人はおらず、珍しく二人っきりになった。
エレベーターに乗った瞬間、勢い良く抱きしめられ、キスをされる。
『んんっ！？』
エレベーターの扉が開いたらどうするんですか！？
私はオッパの胸を押さえて離れようとするが、私の体に回されたオッパの手の力は強く、なかなか離れられない。
ようやく離れたと思えば、軽く唇を甘噛みされた。
JN「ふふ、顔真っ赤だよ。」
『いつ人が乗って来るか分からないのに！！
しかも、編集部がある階を押し損ねて、通り過ぎたじゃないですか。』
私は恥ずかしさをごまかすために、オッパを睨む。
満足そうに微笑んでいるオッパはそんな睨みなど一切効かないらしい。
JN「ありがとう、これでもう少し、仕事が頑張れそうだよ。」
『・・・忙しいのですか？』
JN「まあね。クリスマスに向けていろいろ催し物やキャンペーンがあるからね。
今日も何時に帰れることやら。」
『そうですか・・・。無理しないでください・・・なんて言えた立場ではないですが、心配です。』
JN「いや、言える立場だよね？だって、僕の彼女でしょ。」
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作者名：まゆう
| 作成日時：2019年12月9日 0時
