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社長室をノックすれば、中から反応はない。


呼び出しておいて、どこかに出かけているのかな。


ゆっくり扉を開ければ、机の上に伏せて寝ているジニオッパがいた。



音をたてないように近づいてみれば、オッパの周りにはたくさんの資料が置かれている。


そりゃあ社長だもん。


仕事量は私たち以上にあるだろう。


それなのに、私といるために、さらに絵本フェアに参加するなんて無理までして・・・。




“彼女を笑顔にするには、僕はここの社長になるしかない。”


“あの子の好きな物を僕も好きになりたい”


“あの子が笑顔で言った素敵な夢を、僕も一緒に叶えたい”





自分の夢だった料理人をやめてまで、この会社の社長になり、一生懸命働いて・・・


こんなに私のことを思ってくれているジニオッパに、私は何を返すことができるのだろう。


この人のために私ができることはなんだろう。



私はオッパのサラサラの髪をゆっくり、撫でる。


それでも、オッパは眠っている。





『疲れすぎなんですよ。
私なんかの為に・・・そんなに頑張らないでください。
私は、オッパが自分を犠牲にしているのは、嫌ですよ。
私だって、オッパの笑顔が見たいんです。』







多分、これは、恋心・・・というやつなんでしょうか。



どうやら、私はオッパの策に堕ちてしまったようです。



『オッパ、起きてください。
家に帰って休んだ方が良いですよ。』



こんなところで寝ていては、体も休まらない。


私は、オッパの体を揺らす。




JN「んん・・・Aの声がする。」


オッパが少しだけ目を開く。


そして、私の姿を見て、嬉しそうにふにゃりと笑う。





JN「Aだ。会いたかったよ。」

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作者名:まゆう | 作成日時:2019年12月9日 0時

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