甘やかして溶かして食べたい。【JN】

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JK「だって、ここに居ないですもん。
で、どうするんです？行くのです？」


『行かないよ！！そんな、恐れ多くも社長とご飯だなんて・・・。
私はひっそり、ゆったり、静かに人生送りたいのです。』


JM「別に、好きな人いないんでしょ？
いいじゃん。高学歴・高収入・高身長！」




先程、断る口実に好きな人がいるとは言ったものの、そんなのいるわけが無い。



毎日毎日仕事に明け暮れ、休みの日は平日に向けて体力を溜める。


そんな毎日のどこに、出会いなんてあろうか。


友人にすら会えていない。


今まで、好きな人ができなかったわけではない。


それなりに彼氏がいたこともあった。


けれど、もう、いいかなぁなんて。





あんな思いをするくらいなら、私はジョングクとジミンと馬鹿みたいに働いて馬鹿みたいに飲んでる毎日が幸せだ。




もう、恋愛なんてしなくてもいい。





私はメールを閉じてる。



JK「え、返さないんですか。」


『うん。送り間違いでしょ、どうせ。』


JK「え、社長からですよ！？」


あんたに言われたくないわ。



『今日、2人とも暇？飲みに行こうよ！』


JM「暇だけど・・・いいの？」


『いいんだよ。だって、送り間違いだもん。
私、社長と話したことないよ？
見たのだって、入社式とか会社の行事くらい。
住む世界が違う。』



そう、住む世界が違う。


いくら同じ建物で仕事していても、今まで全く会わなかったんだ。



もう、会うこともないだろう。



今日たまたま出会って、そこで社長の気まぐれで遊ばれただけだ。

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