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JK「ヌナ、ダンボールを持っていくだけで、どんだけ時間かかってるんですか。」
『あ、ごめん。ちょっと・・・おかしなことになって。』
どうやって自分のデスクに帰ってきたかよく覚えていない。
JK「おかしくなってるのは、ヌナの顔ですけどね。」
人間、予想もできないことが起こると、おかしくなるらしい。
私の隣でケラケラ笑っている2歳年下の後輩、チョン・ジョングク。
JM「やっぱり、あの重そうなダンボール、僕が運んだら良かったね。
ごめんね。」
ジョングクのデスクとは反対側の私の隣にデスクを構える、パク・ジミン。
私と同い年であり、同期であり、もはや親友レベル。
こんな天使を私は見た事がない。
『いや、大丈夫。見た目ほど、重くないし・・・上司の命令には逆らえないよ。』
私はチラッとその上司の方を見る。
私たちより歳は20歳ほど上のお姉様・・・私のことが気に入らないようで、何かと仕事を押し付けられる。
ああ、怖い怖い。
女って何歳になっても怖いんですね。
私は大学を卒業し、このキム社に就職した。
絵本を作る出版社で、私は小さい頃からここの絵本が大好きで、必死に勉強してなんとか就職することができた。
さらに、編集部に配属され、絵本作りに直接携われているのだから、私はこの出版社には感謝している。
そして、先程私の度肝を抜いたのが、ここの社長、キム・ソクジンさん。
先代が病気で早くに亡くなられ、若くして跡を継いだのが彼。
まだ20代なのに、この大きな出版社を引っ張っているのだ。
かなり凄い人だと思う。
さらに、彼の端麗な顔立ちはかなり有名で、よく雑誌でもとりあげられ、老若男女問わず、多くのファンがいる。
おかげで、謎な客層への売上が最近増えた。
普段関わることのないキム社長にお会いしただけでも驚きなのに、さらに会話し、さらに告白され・・・疲れすぎて、私は夢でも見たのかな。
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jiminluv - ちなみに申し上げますとジミナ様はお酒にお強い方です...。お話、面白いですね。 (2021年3月5日 18時) (レス) id: 7465c06286 (このIDを非表示/違反報告)
JIN LOVE - ジン君サイコー!これからも更新がんばってください! (2019年12月28日 21時) (レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
まい - ジンぺんなので最高です!大人なジナたまらない!社会人なので会社という設定がやばい!最後まで楽しみにしてます(^^) (2019年12月11日 10時) (レス) id: 693c0f6f88 (このIDを非表示/違反報告)
Km - 1話目読んで感じました。私この作品好きです!笑 これから読ませていただきます! (2019年12月6日 23時) (レス) id: 617d4e2c73 (このIDを非表示/違反報告)
まゆう(プロフ) - Pちゃん()さん» 教えて頂きありがとうございました。早急に直しました。 (2019年12月3日 19時) (レス) id: c199fca4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆう | 作成日時:2019年11月24日 22時