Another3. ページ33
テヒョンと再会できた日。
テヒョンが私を思い出した日。
宿舎に寄った私たちは、メンバーに祝福してもらった。
みんな、自分のことのように泣いて喜んでくれた。
そして、その後、彼は当たり前のように私の今のアパートへと来たのだ。
TH「この部屋。ジョングクはたくさん来てるんだよね？」
『まぁ、そうだね。ジョングクとしか連絡とってなかったし。』
私は晩御飯の後片付けをする。
テヒョンは私の後ろにピタッとくっついて、私の腰に腕を回している。
テヒョンは記憶を取り戻してからずっと私にくっついている。
気持ちは分かる。
ずっと離れていたのだ。
私だって、できることなら彼の体温をずっと感じていたい。
彼が傍にいることを実感していたい。
けれど、さすがに料理する時や片付ける時までこんなにくっつかれていると、少しやりづらい。
TH「ふーん。へぇー。そっかぁー。」
わざとらしくそう言うテヒョン。
TH「それは妬けるね。」
そう低い声が聞こえてきたと思えば、首筋にチクリと痛さがはしる。
生暖かいことから、すぐにテヒョンの唇だということが分かる。
『ちょっと、テヒョン！？』
TH「俺、ずっと我慢してるんだけど。」
『いや、まだ片付け終わっていないよ？』
そうは言ってみるが、彼の顔はすっかり男の顔になっている。
ニヤリと口角を上げ、私の唇にかぶりつく。
けれど、久ぶりのテヒョンの温もりが台所でなんて絶対に嫌だ。
私はテヒョンの胸を押す。
TH「何？その手、邪魔。」
『・・・ベッドがいい。』
そう小さく呟けば、急に横向きで抱きかかえられる。
お姫様だっこというやつだ。
TH「お姫様の仰せのままに。」
テヒョンは嬉しそうに笑い、ベッドまで運んで、優しく布団の上におろす。
私の上に覆いかぶされば、もう彼が止まることは無い。
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ここまる(プロフ) - まゆうさんの小説全部大好きなのですが、やっぱりこの作品が1番大好きです(*^^*)何回も読み返しちゃいます。文才素晴らしすぎてほんとに天才だと思います！！いつも素敵な作品をありがとうございます(o^^o) (2020年12月3日 20時) (
レス) id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
uk(プロフ) - 一気に読ませていただきました。とっても切なく何度涙を流したか。素敵な作品に出会えて嬉しいです。他のお話も楽しませていただきます、ありがとうございます。 (2020年10月6日 16時) (レス) id: 7eeed36c19 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - ヤバすぎ！胸がキュウと締めつけられました。涙が止まらなかったです。 (2020年9月18日 12時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
#Hazuki_°｡(プロフ) - このお話すごく感動しました…！途中でジョングクが、最後の意地ってあったじゃないですか…あれでもう…泣きました…すごい文才をお持ちで…面白かったです！ありがとうございました！ (2020年1月11日 12時) (レス) id: 6acf6e12b1 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - このお話すごく大好きです！とても感動しました！！ありがとうございました。。 (2019年12月18日 21時) (レス) id: d195d3ea68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2019年11月22日 23時
