27. ページ27
JN「テヒョンは、ちゃんと歩道を歩いていたんだ。
でも、飲酒運転の車が歩道に乗り上げて。
テヒョンはこれを守ろうとして受身を取れず、頭を打ったらしい。」
ジニオッパが、綺麗な四角い小さな箱を私に手渡す。
箱にはテヒョンの字で、“Aへ”と書かれた小さな紙が貼られている。
私はその箱をゆっくり開く。
中にはキラっと輝くダイヤのついた可愛い指輪が入っていた。
指輪の内側には、文字が刻まれている。
『Keep smiling next to my life.？』
NM「“一生僕の隣で笑顔を見せてください。”
テヒョンらしい、プロポーズの言葉だね。」
ナムジュニオッパが私の頭を撫でる。
テヒョンが言っていた渡したいものって、これだったんだ。
指輪守って、テヒョンがいなくなったら意味無いでしょ！！
テヒョン、早く起きて、貴方の手で私の指にはめてよ。
私の答えは決まっているのに。
『テヒョンっ・・・・』
箱を握りしめて祈る。
神様、どうかテヒョンを助けてください。
私からテヒョンを奪わないで・・・
しばらくして、医師が出てきた。
命に別状は無いとのことだった。
けれど、頭を打っているので、いつ目覚めるか分からないと告げられた。
JM「大丈夫だよ。テヒョンだよ？
また、目覚めて、俺なんでこんなとこいるのー？って騒ぐよ。」
ジミンが私の背中を優しくさすってくれる。
今は、ただ、祈るしかできない。
私は毎日のように、病院に通い、テヒョンに話しかけた。
ARMYのみんなも、テヒョンが起きるのを待っているよ。
私も、早くテヒョンに会いたいよ。
テヒョンが事故にあって4日が経過した時。
その時、たまたまメンバー全員と、私とウィジンオンニがお見舞いに来ていた。
UJ「A、大丈夫よ。
もうすぐ目覚めるわよ。
そんなに気を落とさないで。」
『オンニ、ありがとうございます。』
その頃のオンニはとても優しく、頼れる先輩だった。
テヒョンが事故にあった時も、私を励ましてくれた。
JK「あれ？ねぇ！！テヒョンイヒョンの瞼が動きました！！」
グクの声にみんなが集まる。
テヒョンの綺麗な瞳がゆっくり開いた。
JN「おい、テヒョン！！大丈夫か！？」
TH「あれ？俺、なんでここに？」
頭を押さえながら、ゆっくり体を起こす。
テヒョンが起きるのを待ち続けていた私は、自然と涙が溢れ出す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マミ(プロフ) - 切なすぎる…！！どうなるの主人公ちゃんとテテ！！更新心待ちにしています。 (2019年11月18日 14時) (
レス) id: 53c4af20ee (このIDを非表示/違反報告)
maleeha baig(プロフ) - めっちゃすき！最高新しいの待ってます！ (2019年11月16日 21時) (レス) id: 55b7b5f843 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ子 - やばたん！面白い！更新、待ってます！テテや、過去に一体何が！？��(ﾟДﾟ) (2019年11月15日 22時) (レス) id: 8d4e6e492e (このIDを非表示/違反報告)
チムチムが好きな甘い砂糖のライオン - ジョングクのたくらみ2からとんできました!!作者さんの書く話は、全部面白いです!!これからも更新頑張ってください!! (2019年11月15日 16時) (レス) id: 91c6ce2bd9 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 2人にどんな過去があったのかめちゃくちゃ気になります…更新楽しみにしてます！！ (2019年11月14日 23時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まゆう
| 作成日時：2019年11月13日 16時
