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どうにも説明できないでしょ、だってグクには好きな子がいるのだから。
まだ亡くなったあの子のこと忘れられないんでしょ？
そんなグクに好きですなんて言えるわけが無い。
言ったところでこの想いが叶うことも無いし、グクを困らせちゃうだけだし・・・
それなら、私がこの想いを無かったことにできるまで、隠し通すしかないでしょ。
今は忘れよう忘れよう、諦めよう諦めようと必死なんだから、邪魔しないでよ。
心の中のいろいろな気持ちが入り乱れてそれらが液体となって溢れ出て頬に零れる。
JK「・・・なんで？」
グクがそう小さく呟いたと思うと、突然グクの顔が近づいてきて、唇に温かく柔らかいものが触れる。
びっくりして慌ててグクの胸を押して距離を取ろうとしたが、私の両頬を掴んでた手と扉に置かれていた手によって、両手が壁に抑えつけられてしまう。
最初こそほんのちょっと触れるだけのキスを何度も繰り返していたが、次第にそれは深いものへと変わっていって・・・
その頃にはどうして？なんて考えられる余裕も無く、瞳を閉じてグクを受け入れていた。
グクの唇はゆっくりと顎、首筋へと場所を変えていく。
『んっ・・・』
初めての刺激に対するくすぐったさやグクのサラサラな髪の毛が私の顔に触れるくすぐったさに、つい声が漏れる。
グクは私を抱きかかえ、ベッドの上へと場所を変えた。
私の上に馬乗りになっているグクの瞳が再び私を見つめる。
嫌だなんて思わない。
グクの心にはあの子がいることちゃんと分かってるよ。
グクにとって、寂しさを紛らわせるための行為だってちゃんと分かってるよ。
それでグクの気持ちが少しでも楽になれるなら、私が全部全部受け止めるよ。
だけど、なんでかな・・・勝手に涙が溢れてくるんだ。
グクはその涙を優しく指先で拭う。
『大丈夫だよ、私が全部全部受け止めるから。』
震える手を必死に抑えながら微笑んでみせる。
グクはそんな私を見て、表情を曇らせる。
私へと伸ばされていた手はいつの間にか私から離れ宙に浮いていた。
JK「・・・ごめんなさい。
ちょっと怖い思いさせちゃいましたね。
大丈夫、こんなの嘘っぱちだから。
ドッキリです、ドッキリ。」
グクは取り繕ったかのような偽物の笑顔を貼り付け、いつものおどけた様な調子で話す。
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さあと(プロフ) - 楽しかっです。グクのたくらみがうまくいってよかった(^^) (2020年8月17日 0時) (
レス) id: ec1f7b1c32 (このIDを非表示/違反報告)
BTS taehyng - このお話すごく良かったです！ めちゃくちゃボロ泣きしました！久しぶりにこんな泣きましたwまた思い出すだけで涙が出てきそうです。甘酸っぱい様な悲しいような、、、、、でも最後はグクとくっついたので良かったですが記憶の所がやっぱり悲しかったですね笑 (2020年2月19日 0時) (レス) id: e80d337afd (このIDを非表示/違反報告)
ひなぴ〜♪ - 私もジンとグクおしなんです！！ 次の小説は、ジンメインがいいです！！また、今回の小説面白かったです！ これからも頑張ってください！！ (2019年11月16日 8時) (レス) id: 26489886b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう
| 作成日時：2019年11月13日 10時
