BTSの天才ヨジャマンネ Ⅱ (ページ29)

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道草ケーキページ29

学校が午前中で終わったため、マネオッパを呼んで迎えに来てもらった

つもりだった

『マネオッパは？車は？』

TH｢帰った！｣

まじかー…

迎えを呼んだのに

黒のスキニーに白の大きめのシャツ、よく見る黒のキャップを浅く被って色素の薄いサングラスに白のマスクを着けたテヒョンが立っていた

確かに、迎えに来るとは言ってたよ？

なんでマネオッパ帰っちゃったかな？？

『歩きで帰るの？』

TH｢放課後デートが終わったらね♪｣

oh......は？

『放課後デート！？』

TH｢いやー、俺もう高校生じゃないし、したくてもできないじゃん？？｣

『いや、できないけどさ…』

TH｢けんちゃなよーっ！サングラスもう1個持ってきた！｣

『お、さすが…って違うわ。帰りどーすんの？』

TH｢それは後で！はい、これ着けて！カジャ！！｣

手を引かれて連れて行かれる

慌ててサングラスを着けてマスクを鼻の下まで下げてついて行く

完全に怪しい2人だわこれ…

手を繋いだままテヒョンが入ったのは、大通りからそれた小道を通ってしか行くことのできない隠れたカフェ

どこで探したのこんなとこ

店員｢いらっしゃいませー。奥の個室へどうぞーっ｣

店員さんは見ただけで誰かわかったのか、慣れたように奥へ通す

なるほど、芸能人御用達のカフェってわけね

TH｢ここのミルクティーね、A気に入ると思うよ！あと、苺のミルフィーユ！｣

写真を見ると本当に美味しそうで、それを頼むことにした

2人で少し話していると、運ばれてきたケーキとミルクティー

『いただきます』

TH｢俺も、いただきます！｣

2人で一緒に口の中に入れれば、本当に美味しくて顔を見合わせて笑った

ミルクティーも、ほんのり甘くて好きな味

たまにはこんな放課後もいいかもしれない

なんて思った

『テヒョナ』

TH｢ん？｣

『連れてきてくれてありがとっ』

TH｢……っ/////｣

さ、残り食べよっと