42.温かい手 ページ42
.
大部屋に戻ると
皆さんで何やら話をしていた
万「どうかしました？」
万紀さんが輪になっている皆さんに
問いかけると
重岡さんと中間さんが
バツが悪そうな顔をして笑う
桐山さんがそんな2人を見て
意味ありげに笑って話してくれた
桐「今からマネージャーさんが来て
現場まで送ってくれるんで
マネージャーの車に
淳太くんと万紀さんで乗ってください。
万紀さんの車借りて
俺が運転していいですか？
したら、神ちゃんと望と�陲舛磴鵑�
4人で現場行きますんで(笑)
Aさんのとこは
流星が運転する言うてるんで
シゲとAさんで来てくださいね」
A「え…？な、なんでですか？」
望「シゲと淳太くんが
2人きりになりたいって(笑)」
重「おい小瀧！言うなや(笑)」
…最後まで、一緒にいても良いみたい
嬉しくて口元が緩んでしまう
望「Aさんも万紀さんも
ニヤニヤしすぎですよ(笑)」
なんて言う小瀧さんも嬉しそうで
素敵な人だなあ、と感動してると
重岡さんが頬をぷくっと膨らませて
私の腕を引っ張った
重『Aさんが見るのはこっちやろ？』
私にしか聞こえない声で囁く
そのまま重岡さんは
2人分の荷物を取り、駐車場に向かった
彼らの冷やかす声を聞いて
耳まで赤く染めている重岡さんが可愛くて
旅館を出てすぐ、手の甲にキスをすると
重岡さんは驚きながらも、
幸せそうに微笑んで車に乗り込んだ
藤井さんの運転で
いよいよ最後の現場に出発すると
重岡さんは窓の外を見つめたまま
何も話さなくなった
何か話さなきゃ
一緒にいれる時間がもったいない
頭ではそう思ってるのに
何か話せば泣いてしまいそうで
何も言えなかった
横顔しか見れないけど
きっと重岡さんも同じだから
もう触れることは最後であろう
重岡さんの手をそっと握って窓の外を見る
強く握り返してくれる温かい手に
また泣きそうだった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虹jasmine - 最後ガチ泣きしました(笑)とても、面白かったです！また、楽しみにしています。 (2017年3月22日 16時) (
レス) id: 5baccb46e4 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - やばいですー(´;ω;`)もう涙が止まんない（笑）最高です！ (2016年1月30日 23時) (レス) id: 12e8537e40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - のんラブさん» コメントありがとうございます(´；ω；｀)！ そんな風に言っていただけて嬉しいです∩^ω^∩ 続編でもぜひよろしくお願いしますヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2016年1月5日 16時) (レス) id: e2a964bc7e (このIDを非表示/違反報告)
のんラブ - 今、読んで大号泣中です。笑 すっごくいいお話過ぎて。でも、悲しいとこもあって。 他の小説も見ます！！ (2016年1月5日 16時) (レス) id: 24489b4af8 (このIDを非表示/違反報告)
重岡misa(プロフ) - ゆゆさん» 凄く面白いお話でした!他の作品も読ませて頂きます!(＾＾) (2016年1月3日 12時) (レス) id: d5be1b7c31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ
| 作成日時：2015年11月22日 14時
