仔犬と蝶 Ⅱ (ページ47)

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CY｢もし今行って、Aが襲われたらどうするんだよ｣

『ベクオッパが危険な目に遭ってるかもしれないんだよ？』

今あいつといるのは私じゃなくてベクオッパだ

もし逆上して襲いかかってきたら、ベクオッパは怪我をするかもしれない

ひょっとしたらもうここには戻ってこれないかもしれない

そんなの嫌だ

『私のせいでベクオッパが危険にさらされるくらいなら、私は自分を差し出す

ベクオッパの居場所を教えて？』

CY｢あーもう！俺も行く！｣

『そんな、オッパまで危険な目に遭うかもしれないんだよ？？』

CY｢それより、俺が近くにいなかったから妹を守れなかったなんて、そんなの嫌だし｣

『ベクオッパのことも心配してよ』

CY｢ももももちろんだよ！｣

『じゃーなんで一緒に行かなかったの？』

CY｢ベッキョナが、Aを1人にするなって｣

ベクオッパっていつも私のことを思ってくれてるんだね

チャニョルオッパも、私のことを大切に思ってくれてる

『1人にしないでくれてありがとう』

CY｢あー、チンチャ…そんなこと言うから、オッパ照れる｣

『はいはい。じゃーベクオッパのとこ連れてって！』

CY｢頭の中はベッキョナだらけ…オッパだって守るし！｣

『早く行こ』

そう言って私はチャニョルオッパの手を引いて歩き出した

あ、場所わかんないや