仔犬と蝶 Ⅱ (ページ44)

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ｶﾒﾗﾏﾝ｢次はディオさんお願いします｣

ギョンスオッパとの撮影の時間になり、同時にベクオッパと居れる時間が終わった

BH｢行ってらっしゃい｣

『行ってきます！』

嫉妬していたときとは違い、何か吹っ切れたようなベクオッパは、優しい顔をしていた

撮影も順調に進んでいき、最後はセフナだった

SE｢ヌナ、よろしくーっ｣

『よろしくーっ』

セフナはものすごくスタイルが良くて、スーツがすごく似合っていた

もちろんみんなも似合ってたけど

いつもヌナヌナ言ってくる時よりずっと大人びていて、同時に男らしい

ｶﾒﾗﾏﾝ｢セフンさん、Yunoさんに壁ドンしてください｣

壁に背中から凭れると、セフナが来て顔の横に手をつく

背が高いため上からいつも見下ろしてくるのに、壁ドンだからか下から覗き込んでくる

SE｢ヌナって下から見ても可愛いね｣

『何言ってんのよ』

その間も撮られていく写真

だけど数枚で止まった

『どうしたんだろ？』

SE｢機材トラブル？｣

するとカメラマンさんはあっと思いついたように

ｶﾒﾗﾏﾝ｢セフンさん、壁に肘までつけてください！｣

と言った

…ん？肘まで？？

セフナが言われた通り肘まで壁につけると

なるほど、これを狙ったのか

今まで腕の長さぶん離れていた顔が一気に近くなった