仔犬と蝶 Ⅱ (ページ4)

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ドアを開けて、中に招き入れる

BH｢突然ごめんね｣

『ううん、全然大丈夫だよ』

ソファに座ってもらって、買っておいたケーキを出す

『紅茶とコーヒーどっちがいい？』

BH｢んー、紅茶！｣

『砂糖は？』

BH｢入れるーっ｣

砂糖を添えて紅茶も出す

BH｢ありがとう｣

『ううん…それより、どうしてここに？』

BH｢いや、7時に宿舎来るでしょ？｣

『うん、そう言われたけど…』

そう言うと、ベクオッパは私をじっと見つめた

BH｢服はそのまま？｣

『そのつもりだよ』

BH｢…お願いします着替えてください｣

…ん？

『なんで？』

BH｢男だらけの宿舎に行くのに、ワンピース短すぎないかなー？と｣

『ダメかな？』

BH｢ダメ！｣

なんでこんなに必死なんだろう

『どうして？』

BH｢チャニョラが発狂するし…A似合ってて可愛いし…他のやつが…｣

どんどん声が小さくなるベクオッパ

『ふふっわかった。着替えるね』

BH｢うん！｣

自惚れてはいけないし、勘違いしてしまいそうになるけど

ベクオッパがヤキモチ妬いているのかもしれない

そう思えてしまって、可愛かった