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西side
なにも言わず、ただただAの腕を引っ張って歩く。
俺に腕を引っ張られて、小走りでついてくるAを横目で見ると目が合う。
貴「ご、ごめんなさい...」
睨まれていると思ったのか、少しだけ身体が強張るのが掴んでいる腕からも伝わってきた。
謝らせているのも、怖がらせているのも、自分だと思うと足が早まる。
自分に対して、苛立ちが抑えきれない。
Aの歩幅も考えられず、赤信号で立ち止まると少しだけ隣で息が切れていて、初めて気付く。
「あ、ごめん、早かった..よね」
貴「え!いや!全然大丈夫です!」
と、うつむいていた顔をパッと上げて苦笑いを浮かべる。
「ごめん、気が利かなくて。もう少しゆっくり歩くよ」
寒いからか、少しだけ赤くなっている頬に手を添えようとすると
怯えた瞳で俺の手を避けた。
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りぃ(プロフ) - オーバーさん» ありがとうございます!3も公開しておりますのでそちらもよろしくお願いします! (2018年3月11日 14時) (レス) id: 925dc18b7b (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - なんかドキドキしますね!続き楽しみにしてます!!更新頑張ってください!! (2018年3月11日 14時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - まだこの作品続けてほしかったです。長編楽しみにしてます! (2018年3月4日 11時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)
みどりまん(プロフ) - 久しぶりの更新、待ってました!!だっちゃんか秀太の夢小説書いてほしいです!!短編でも長編でもどちらでもいいです (2018年3月3日 17時) (レス) id: 62c1352e89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。続きが気になって、続きを楽しみに待ってたのですが、残念です。もし、続きが浮かびましたら、更新して下さい。気長に待ってます。 (2018年3月3日 17時) (レス) id: 8cae488022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むー | 作成日時:2017年11月10日 23時