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「ねえてつろ、」
きすして
その線を超えたのは、いつだったか
あの日は夏前の蒸し暑い日だった
あっちいと言いながら、下敷きでパタパタと仰ぐ
冷房が効いてんのか聞いてないのかわかんない教室内は、人が多いせいか廊下よりも暑く感じた
夏服のセーラーから見える白い首は折れそうなほど細くてなまめかしい
腕も筋肉なんてないんじゃないかって位細い
ふわりと髪を耳にかける仕草が変に気になる
夏は俺をおかしくさせるみたいだ
放課後
Aの姿が教室を探しても見当たらない
“お前どこいんの？”とメッセージを送ると“資料室”と返ってきた
廊下に出た時、やっくんとすれ違った
「なあ黒尾、お前伊藤さんのこと探してんのか」
「⋯⋯おう」
だったら、早く行ってあげたほうがいいぞ
「あの子、泣いてたぞ」
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まあ(プロフ) - 地獄の番人さん» ありがとうございます！これからもがんばります！ (3月11日 21時) (
レス) id: 32d641a401 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 面白かったです。スチ♡ (3月11日 21時) (レス) id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあ | 作成日時：2024年3月11日 21時
