. ページ1
ねえ坂本くん、今日暇ー?
うちらと一緒に遊ぼ?
おう、放課後までのオタノシミ、な
そんな会話を聞いて、きゅっと唇を噛み締める目の前の彼女
痛々しくて、「噛むなよ」とそっと唇に触れた
付き合い始めた当初は幸せそうだった
毎日、笑顔が溢れていて、満開の花みたいだった
それが日に日に陰りが出てきた
それまで一緒に帰っていたのに、1人で帰る姿を見るようになった
化粧が濃くなった
無理して笑うようになった
見ていて、心臓が苦しくなった時、あー俺はこいつが好きなんだなと苦しいほど感じた
せめて、もう少し早ければ、こいつは俺の隣にいたかもしれないのに
気づくのが遅すぎた自分が、ひどく恨めしい
俺なら、こんな悲しい顔させないのに
俺なら、幸せにしてやれるのに
そんな思いは、いつの間にかいびつな形に成長していて、自分でも抑えきれないものになっていた
「なぁA、」
___俺、お前の2番目になりたいんだけど
121人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあ(プロフ) - 地獄の番人さん» ありがとうございます!これからもがんばります! (3月11日 21時) (レス) id: 32d641a401 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 面白かったです。スチ♡ (3月11日 21時) (レス) id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まあ | 作成日時:2024年3月11日 21時