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にゃん31 ページ7
「私宮城におばあちゃんが住んでて、もしまた今度宮城行くってなったら会いに行っていいですか⁉︎」
いや、ド直球すぎるだろ
隠す気もないファン心丸出し
やめろよ聖臣がどんどん機嫌悪くなってるから⋯⋯！
『⋯⋯そうか。来る時は事前に連絡をくれ。校内に入るには許可が必要だからな』
「ありがとうございます！あ、私の電話番号教えておきますね！」
い い の か よ ⋯⋯！
通話が終わった瞬間Aからスマホをぶん取ると、ウェットティッシュでくまなく拭き始める聖臣
消毒とか以前に、もはやこれは精神統一の1つになっている
何とか言い訳して電話しなきゃよかった、というのが顔に現れている
臣くんごめんって
いいや今日という今日は許さねえ
そんな会話を聞き流しつつ近くの電柱の方を見る
柱に隠れきれていない大男たちはやべっという顔で急いで引っ込む。もう遅いよ
Aの知り合いだろうか
目の前に視線を戻し、どうやってこいつらを仲裁するかな、ということに頭を抱えた
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作者名：まあ | 作成日時：2024年3月9日 13時
