【HQ】猫だって愛されたい!! (ページ28)

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にゃん50 ページ28

「しっ、影山くん、人がいるよっ」

「おう」

廊下の角に隠れてこっそりあたりを見回す

リエーフからのお題

「あ、じゃあさ、この近くにコンビニあるから、そこでお菓子買ってこいよ」

「ええ、外出禁止じゃん」

「だからいーんだよ！」

ミッション・インポッシブルだ！と目を輝かせながら力説する

「第1お前ら負けたんだから言うこと聞いてくれんだろ！」

「怒られんのうちらなのに⋯⋯」

「あ、ばれた場合は俺らの事は話すなよ」

「トカゲのしっぽ切り⋯⋯！」

ぶーすか文句言いながらも立ち上がるA

俺も後に続く

健闘を祈る！と言った日向にイラッとするが、グッと奥歯を噛んでこらえた

それで今に至る

「なんかノヤっさんの声が聞こえる気がする⋯⋯！」

「2年も何かやってんのかもな」

「バレないよーに、だね」

そっと玄関まで歩いて行き、自分たちの靴を履き外に出る

壁際に沿って歩き、先輩たちに見つからないようにドキドキしながらAの後をついていく

ここで大地さんとかに見つかったら怒られるからな

なんとなく背筋が寒くなる

校門のところまで来ると「もう大丈夫だよ！」とAがくるりとこちらを向いた

まだ緊張が残っているのか、ドキドキと胸がうるさかった