【HQ】猫だって愛されたい!! (ページ23)

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にゃん45 ページ23

「もしもし、牛島さん？」

『ああ。茶種か』

「もお、Aでいいって言ってるじゃないですか」

『⋯⋯ああ。すまない』

どうやらかなり親しい関係らしい

すげえな

この人は日向と同じタイプなのかもしれない

誰とでもすぐに打ち解けて、仲良くなる人

「今電話してて大丈夫でしたか？」

『ちょうど風呂から上がったところだ。時間はある』

「そうなんですかあ」

何か用があるのか、と問う牛島さん

「いや、ただ牛島さんの声が聞きたくなっただけです。あと切りますね」

『⋯⋯そうか。おやすみ』

「おやすみなさーい」

電話を切ると、こちらに顔を向けてグッと親指を立てた

ね、うち牛島さんと知り合いだから

というか、もはや友達の友達だから、友達

「へええぇ、Aちゃんって交友関係広いんだねぇ。友達たくさんいそうだもん」

「うんっ、ちなみに5本指のスパイカーだったらサクサと木兎さんのも持ってる！」

「ええっ！」

日向も俺も愕然とする

すげえな。5本指の半分と知り合いかよ

「あ、やっちー、うちが今度球出しやるよ！」

「え、そんな悪いよA！」

「いいのいいの、見てるだけじゃつまんないし！」

そう言って笑うと、携帯を置いて「よっと」と立ち上がった