絵の具 ページ11
ガヤガヤとした放課後
部室に向かおうと、荷物をまとめて立ち上がる
季節は秋、少し肌寒い風が、髪の毛をゆらしていった
中学で美術部に入った私は、この間の文化祭で引退した先輩から、部長の役割を引き継いだ
もともと部員が少ない部活だったけれど、まさか私が部長になるとは思っていなかった
でも、先輩からも「気負わなくてええよ」と言われ、他の部員からも「Aちゃんのこと、精一杯サポートするからな」と言われ、自分のペースで頑張ろうと思えた
部室に入ると、まだ1人しか来ていなかった
私がこの間の文化祭で出した、絵の具で色を塗った空の絵
薄桃色のそれを、武夫くんは眺めていた
「やっほー武夫くん、早いね」
「まあな」
小学生の時はあまり仲良くなかった武夫くんだけれど、中学で同じ部活に入ってから、意外と優しい一面を知った
小学生の時と比べて性格が丸くなった彼は、部活では、頼れるお兄さん的な存在である
副部長に選ばれてから意気込んでおり、誰よりも1番早く部活に来るようになった
今では「武ちゃん」と他の人から親しみを込めて呼ばれる位である
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まあ(プロフ) - やぁでぅんさん» コメントありがとうございます！これからも楽しんでもらえるようがんばります(#^.^#)応援よろしくお願いします！ (3月5日 19時) (
レス) id: 32d641a401 (このIDを非表示/違反報告)
やぁでぅん - めっちゃ面白くてあっという間に見終わってしまいました！これからも無理のない程度に更新頑張って下さい！！ (3月4日 23時) (レス) @page8 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあ | 作成日時：2024年3月2日 8時
